アキバも住所が神田って、ご存知だろうか。
秋葉原駅前、電気街口を出てすぐのこの建物、秋葉原に来た人ならきっと見たことがあると思う。
入り口には電飾がきらきら、コードやラジオの部品の、せまい間取りの店がずらっと並んで目を引くし、細い通路になんだか心ひかれる。
けど、なんだかラジオ好きにしか入れなそうなイメージがして、入りづらい。
この中に、みなさんは入ったことあるだろうか?
もしまだなら、ぜひ入ってみることをおすすめする。
2階には、レンタルボックスがある。
ここでは、たまに見かける「手作りグッズ」じゃなくて、
中古電化製品
がガラスのショーケースにはいっている。
人それぞれ、きっとかなりお金をかけて蒐集したと思わしき、昔のカメ
ラ、ラジオ、レコードやカセットプレイヤーなどのコレクションがつまったボックスがずらり。
(奥さんに睨まれながらもこっそり買い集めるお父さんの姿が瞼に浮か
ぶ)
なんだか人のおもちゃ箱をのぞいてるようで、うきうきしてしまう。
店内では奥村チヨの「あなたが噛んだっ、小指がいたい~♪」が流れる。
店内の階段にも「階段を上がると、そこは昭和!」みたいなことがかいてある。
そんな光景に昭和ムードはぐぐっと高まって。
ラジオセンターの中には、他にも、まがいもののiPodやスパイグッズの類い(マンションのドアの覗き穴の、外側から覗くスコープとか。怪しさ満点、犯罪すれすれ。)なんかも所せましと並んでいる。
ちょっと懐かしい、雑多で、怪しげな、アキバが世界一の電気街へと成長
していった時代が、ここにはまだあるような気がする。
此処もいずれは整理されてしまうんでしょうが、こう言った街はあっていいですよね。
アキバが神田だと言うの普段は確かに意識外ですね。
地図を見れば直ぐ隣の駅ですが、言葉からくるイメージのギャップ故。
私も水道橋あたりで飲んだ時その話がでて「お~そうなんだ」って思いましたもん。