10月28日(土)・29日(日)に行われた神保町ブックフェスティバル、お手伝いとして土曜に参加してきました。
手伝い前にすずらん通りをぶらぶらしてみました。書店や出版社のワゴンセールがずらり。

通りの真ん中で、神田のカリスマの方にお会いしました。
神田の風景を描きつづけて20年余、描いた油絵は100枚を超えるという日曜画家・下田祐治さんです。
下田さんの描いた「神田百景」、以前ホームページで見たことがありたいそう感銘を受けてしまったものですから、当の本人にお会いすることができるなんて、もう夢のよう。
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神田百景の絵はがきを眺めていたら、下田さんは気さくに「この建物はもうなくなっちゃったの」などといろいろ解説してくださった。私にも、もうなくなった物件などはいくつか心あたりがあって、なんとも切なくなった。
やはり絵はがきが欲しくなる。
10枚セットのハガキ集が、10種類もあり、どれも知っている場所ばかり。どのセットを買おうやらものすごく迷ってしまった。
結局、第1集と第2集を買うことに。第2集の神保町の長屋がとっても気に入っている。もう片方の赤い屋根の建物しか残っていないけれど。
この流れだと3,4,5・・・と順番に買ってコンプリートしないといけないような気がしてくる(笑)。ちなみに1セット10枚で700円。1枚70円と考えるとかなりお得かも。

しかも、セットにはそれぞれの建物の解説文と「神田百景MAP」が入っており、読んだ後は散策も楽しめるようになっている。おまけで「それから新聞」というものもいただきました。下田さんが描いた物件のその後の報告が載っていて、これも楽しい。
これは千代田区のおみやげとして区から認定されていて、千代田区を訪れる人や、もちろん千代田区にお勤めやお住まいの方にも非常におすすめです。

*詳しくは「神田百景」WEBサイトをご覧ください。
また、絵はがきは神田珈琲園という神田駅ガード下の喫茶店の中でも販売しているのを目撃しました。
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下田さんは普段はデザイナーとして事務所を営んでおられます。
また「神保町応援隊」という、地域支援団体の発起人でもあるそうで、まちおこしのために奔走されています。
こんな団体があるなんて、神田人としては嬉しい限り。下田さんには「神保町応援隊に入って、神田に関するなにかを作って一緒におまつりに出し物をしましょう」と誘われました。なんだかすごく楽しそう!どうですかね、ワッショイをお読みの皆さま!?

下田さんと同じワゴンで武蔵野美術大学の生徒さんが手作りした「神保町のフォトブック」を販売していました。これも、おなじみの場所の写真に等身大なメッセージが添えられていたり、切り抜きから写真をのぞきこむように加工されていたり・・・面白いものでした。購入を迷ったので、とりあえず連絡先だけ教えてもらいました。

さてさて、ブックフェスリポートは次回へ続きます・・・
本はいつ出てくるのやら。