皆様こんにちは!
今回の路地裏コラムはヒト味もフタ味も違いますよ。
誰もが知っているお洒落な大人な ザ・青山。
綺麗なオネイサマが闊歩する表参道、ザワザワとした並木道の下では
色色な思惑が飛び交っております。
そんな青山の路地裏を、スケッチ担当のワシズカミさんと共に
慎ましく、且つ、想像力3割増でお届け致します。
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ご覧の通り、青山通りを挟んで彼方が豆芝、此方がワシズカミさんの担当エリアです。
探索後、互いに得た路地裏エキスを交換。
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「マンションの入り口」
南と青と山って至極単純な漢字ですよね全部。
小学校一年生でも書けるこの文字が、
正しくこの順序で並ぶと急に高級品になっちまうんですよね。
更にローマ字にしちまったこのマンション、
御丁寧にも 南・青・山 と区切ってくださって。
日本語的には 南・青山 なのに。
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「排気用ダクトと室外機 ・・・と豆芝」
ワシズカミさん曰く、「無骨で格好良かった」と。
無骨で無愛想なのに素敵で格好良いモノに
何故か心惹かれるのは、
ダクトや室外機として与えられた使命を
人知れず全うしている
此のケナゲさ故でありましょう。
因みに、犬を連れているのは西郷さんではなく、
ワシズカミさんが私を書いて下さったものです。えへ。
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「屋上の楽園」
私はこのタイトルが一番すきなのです。
おいしい空気を求めてぱくぱくする金魚のように
人間もビルとビルの狭い世界から、空を求めて
屋上にオープンテラスなんぞを作るのでしょうか。
いつも路地裏を探索していて、ひとつ小さなものに
目がいく性なのです私。
けれどもワシズカミさんの眼球と脳味噌を通して、広い世界をみました。
路地裏に空気穴を開けられたように新鮮でした。
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「路地裏」
街並が変わって、住む人が変わって、
死んだり生まれたりしても
路地裏は決して無くならない。
只、向こう側に見える景色は
目紛しく変化してゆくのです。
でも此処にある路地裏。
懐かしくって、微笑ましくって
不気味な路地裏。
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大好きなワシズカミさんの絵に
思いを巡らせて、神経フル回転で書きました。
とても恐縮で幸せです。
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では、ごきげんよう。