台場地区の動脈。それは「新交通・ゆりかもめ」。
新橋駅を出発し、お台場を経由して有明駅までを結ぶ。所要時間24分。運賃370円。
途中下車をぶらりとしなくとも、明らかに観光目的で造られたゆりかもめに乗っているだけでも充分お台場を堪能できる、そんな370円の旅をお教えします。片道24分間が物足りなくなります。

(たったこれだけで。)
「新交通」を名乗るだけのことはあり、自動運転です。運転手がいません。無論車掌もいません。車掌だけいる電車は新交通というよりもむしろ「まぬけ交通・おかひじき」を名乗るべきです。
そんなゆりかもめの始発駅である「新橋」駅。

(やや混雑してます。やや、ですが。)
ここから有明行きのゆりかもめに乗車したあなたは、対面式座席が思いのほか狭いことにまず「トーキョー」を感じることでしょう。
「狭い土地にごちゃごちゃ人がいるトーキョーらしい!」
と。
前に座った見知らぬ人と、膝と膝とを付け合せるも決して腹を割って話すこともなく、今から始まる台場での出来事に思いを馳せ、あれしようこれしようあー楽しみ!と盛り上がっているはずです。
さぁ台場へ。

(台場っぽい風景その1。)
進行方向向かって右側にはトーキョーのへそ・東京タワーの赤さが目に染みるはずです。
「赤い!なんて赤いのだ!赤さに嫉妬!」
そう思っているとあっという間に「汐留」駅。
あなたは新橋駅から汐留駅の区間の短さに狼狽しつつ、日本テレビを凝視。
「おもいっきり・・・テ・レ・ビ。」
そんなことをおもいっきりではなくはんなりとした雰囲気でぼんやり考えているうちにゆりかもめは「竹芝」駅・「日の出」駅を走り抜けます。駅周辺の倉庫群とレインボーブリッジにあなたは高度成長・技術大国ニッポンを感じ入るのでしょうね。
フフフ。

(台場っぽい風景その2。)
「芝浦ふ頭」駅からレインボーブリッジを経由して「お台場海浜公園」駅までの間、そんなウキウキでフフフなあなたをさらにワキワキでペロンな気分にさせる出来事があります。
さぁごらんなさい。

ようこそ。
さぁ恥ずかしがらないで。あなたを歓迎してます。
ようこそ。
「ようこそ!(お台場へ!よく来たね疲れてない?カルピスでも飲む?)」と。
YOKOSOを背にお台場海浜公園駅を後にすると、いよいよです。
お台場の本丸。
お台場のエース。
お台場のヒーロー。
4コママンガで言うところの4コマ目。
「台場」駅です。
右手にはデックス&アクアシティ。さらに奥には自由の女神。左手にはフジテレビ。
シャ・ラップ!!
盛り上がる気持ちはわかりますが落ち着いてください!ゆりかもめの中をゆっくり見回してみましょう。
どうですか。
さきほどまで膝と膝を突き合わせていた人はもういません。
あんなにも乗車していた他の乗客もほとんどがお台場海浜公園駅と台場駅で下車してしまいました。運がよければ新交通ゆりかもめの1車両を独り占めです。
ゆっくりと残りのゆりかもめを堪能しましょう。これからは浮き足立った雰囲気ではなく、ゆったりとした気分で終点までを過ごす、いわば<おとなのゆりかもめ>、略しておりかもめです。
「ゆりかもめ・370円の旅」後篇では、「船の科学館」駅から終点「有明」駅までの、おりかもめな時間をお送りします。
新橋駅を出発し、お台場を経由して有明駅までを結ぶ。所要時間24分。運賃370円。
途中下車をぶらりとしなくとも、明らかに観光目的で造られたゆりかもめに乗っているだけでも充分お台場を堪能できる、そんな370円の旅をお教えします。片道24分間が物足りなくなります。

(たったこれだけで。)
「新交通」を名乗るだけのことはあり、自動運転です。運転手がいません。無論車掌もいません。車掌だけいる電車は新交通というよりもむしろ「まぬけ交通・おかひじき」を名乗るべきです。
そんなゆりかもめの始発駅である「新橋」駅。

(やや混雑してます。やや、ですが。)
ここから有明行きのゆりかもめに乗車したあなたは、対面式座席が思いのほか狭いことにまず「トーキョー」を感じることでしょう。
「狭い土地にごちゃごちゃ人がいるトーキョーらしい!」
と。
前に座った見知らぬ人と、膝と膝とを付け合せるも決して腹を割って話すこともなく、今から始まる台場での出来事に思いを馳せ、あれしようこれしようあー楽しみ!と盛り上がっているはずです。
さぁ台場へ。

(台場っぽい風景その1。)
進行方向向かって右側にはトーキョーのへそ・東京タワーの赤さが目に染みるはずです。
「赤い!なんて赤いのだ!赤さに嫉妬!」
そう思っているとあっという間に「汐留」駅。
あなたは新橋駅から汐留駅の区間の短さに狼狽しつつ、日本テレビを凝視。
「おもいっきり・・・テ・レ・ビ。」
そんなことをおもいっきりではなくはんなりとした雰囲気でぼんやり考えているうちにゆりかもめは「竹芝」駅・「日の出」駅を走り抜けます。駅周辺の倉庫群とレインボーブリッジにあなたは高度成長・技術大国ニッポンを感じ入るのでしょうね。
フフフ。

(台場っぽい風景その2。)
「芝浦ふ頭」駅からレインボーブリッジを経由して「お台場海浜公園」駅までの間、そんなウキウキでフフフなあなたをさらにワキワキでペロンな気分にさせる出来事があります。
さぁごらんなさい。

ようこそ。
さぁ恥ずかしがらないで。あなたを歓迎してます。
ようこそ。
「ようこそ!(お台場へ!よく来たね疲れてない?カルピスでも飲む?)」と。
YOKOSOを背にお台場海浜公園駅を後にすると、いよいよです。
お台場の本丸。
お台場のエース。
お台場のヒーロー。
4コママンガで言うところの4コマ目。
「台場」駅です。
右手にはデックス&アクアシティ。さらに奥には自由の女神。左手にはフジテレビ。
シャ・ラップ!!
盛り上がる気持ちはわかりますが落ち着いてください!ゆりかもめの中をゆっくり見回してみましょう。
どうですか。
さきほどまで膝と膝を突き合わせていた人はもういません。
あんなにも乗車していた他の乗客もほとんどがお台場海浜公園駅と台場駅で下車してしまいました。運がよければ新交通ゆりかもめの1車両を独り占めです。
ゆっくりと残りのゆりかもめを堪能しましょう。これからは浮き足立った雰囲気ではなく、ゆったりとした気分で終点までを過ごす、いわば<おとなのゆりかもめ>、略しておりかもめです。
「ゆりかもめ・370円の旅」後篇では、「船の科学館」駅から終点「有明」駅までの、おりかもめな時間をお送りします。
って自分もはじめなんだろうと思いましたが、
横浜倉庫、略してヨコソー(YOKOSO)
のことだそうですね。
オフィスと住居の合わさった建物で、昔はアムロもいたとか。