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| 2009/11/26 10:10 | コメント(4) | トラックバック(0) |
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東京の銭湯も外れのほうになると、珍しい光景を目にする機会が多くなる。
畑の中に突如現れる町田の「龍の湯」、湯船に桜を咲かせる西東京の「妙法湯」。
そうそう東の江戸川区あたりでも、まるで江戸時代の湯屋のような銭湯に出会ったことがある。
都心近くとは異なって店主の個人的な趣味の要素も濃くなり、
建築様式も次第に違いが見られるようになるなど、
東京もいよいよ果ての果てにやってきたことを実感させられる瞬間だ。
そのひとつ、小平市に位置する上水湯。
外観は質素な1軒家、しかし抜けるように高い天井、だだっ広い脱衣所。
昔は土地にも余裕があったのか、郊外らしい東京銭湯といえるだろう。
そして男湯の扉を開ければ、否応なしに飛び込んでくるのが目上の大きな凧である。
これはご主人の出身地である新潟県、その親戚方による上水湯の開店祝いだ。
あまりの大きさに本当に飛ぶことができるのか疑ってしまうが、
凧上げの盛んな地元ではこれよりずっと大きなものが空を舞うというから、
これは驚くよりほかにないだろう。
しかし、もうこの大凧を目にすることは叶わない。
9月のはじめ、上水湯はひっそりとその歴史に幕を下ろした。
長年夫婦のみで支えあってきたものの、ご主人の持病の悪化により継続を断念。
昭和期には最大で10数軒の銭湯が存在した小平市も、これで残るはわずかに2軒となった。
しかもうちひとつは、店主から遠からぬ廃業を示唆されたことがある。
銭湯文化の崩壊は小平市においても、もはや秒読み段階といってよい。
大凧から垂直に垂れる、一筋の紅の紐-
それが鮮血の涙に見えたのは、私だけではなかったはずだ。
○ 上水湯
住所 東京都小平市上水南町2丁目3−20
※ 2009年9月1日をもって廃業
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私が訪れたのが、二年程前…残り40軒余りになり、効率よく周るのに苦労していました。国分寺市 府中市 小平市と4時間以上歩いて5軒巡った中の一軒で、忘れられません!寂しかったなぁ〜ここの銭湯…周辺に人が歩いていないし、既に廃業してしまったと思った程、静かな所に佇んでいました。もちろん私一人の独占状態!もう一軒その日にいかなければならない銭湯があったので長居はできませんでしたが、ただただ「寂しさ」だけが、心に痛い銭湯でした。
>けいぼうさん
やはり、便の悪い西側が最後に残ってしまいましたね。
こちらは最寄りのどこの駅からも遠く、私も訪れるのに苦労したひとつであります。
行きは国分寺駅から歩きましたが、帰りは近くに「ぶんバス」の停留所があり、
ほっと一息つきながら帰りの中央線に乗ったのを思い出します。
>寂しかったなぁ〜ここの銭湯…周辺に人が歩いていないし、既に廃業してしまったと思った程、静かな所に佇んでいました。
左様ですか、私が訪れた時もでしたが、数年前から上水湯は、そのような状態でしたか。
ここまでもったこと自体が、奇跡に近かったのかもしれませんね。
味のある銭湯の多い東京郊外ですが、それもほんの数年のうちに、
失われてしまうのかもしれません。
実はいろいろなところに銭湯ってあるんだねぇ。
台東区の同潤会アパートに続き、知ってる場所です。
大学時代この銭湯の近くのオリンピック
によく買い物に行きました…。
>tomさん
おや、田町とばかり思いきや、なんと小平までご存じだったとは。
東京は人口が多いので、本当にあちこちにあります。
昔は郊外にもたくさんあったのですが、やはり人口密度の低い郊外は、
かなり減ってきましたね。
現在は、あってひとつの市に数軒という状態です。
西側の市は、1軒もないところもたくさんあります。
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