~ 兵どもが夢のあと ~ 日本橋蠣殻町・木村湯

トーキョー銭湯
2009/10/15 10:10 | コメント(2) | トラックバック(0)
  • 村雲

去年の3月というと、もう一年半も前になるか。
本格的に東京の銭湯を巡り始めて間もない時分、
当時は、行く先行く先の街がとても新鮮でならなかった。
ここ日本橋の水天宮を訪れた際も、安産祈願の妊婦さんにいちいち感動していたなど、
なんだかもう遠い昔のことのように感じてしまう。
 
甘酒横丁など下町風情の色濃く残る人形町側とは一転して、
無機質なビル群の立ち並ぶ日本橋蠣殻町。
木村湯は、その中にあった。
しかし廃業からしばらくが経つらしく、昨春自分が訪れた際にはすでに解体の真っ最中。
巡り始めて間もないころだけに取り壊しなどというのも初めての場面であり、
ほとんどが失われたにも関わらずぽつんと残された煙突など、
当時の自分には、それはもう衝撃的な光景に映ったのを思い出す。
 
GPS付きの携帯が指す、
 目的地付近です、お疲れ様でした-
だがいくら見回しても、あの日を偲ばせるものは見当たらない。
目の前の店から出てきた壮年男性に聞いてようやく、
立派なマンションと化したこの場所が、木村湯の跡地であることがわかった。
カン、カン、今日もどこからか甲高い工事音が届いてくる。
徐に見上げた蠣殻町の空は、いつかの半分でさえも残っていない。
 
yumenoato_kimurayu_01.JPG
 
yumenoato_kimurayu_02.JPG
 
yumenoato_kimurayu_03.JPG
 
※ 第拾壱番札所 ~ 木村湯跡 ~ 中央区・日本橋蛎殻町


[PR]
コメント

私が訪れた7年前は、まだ 周りに高い建物はそれほどなく、下町情緒たっぷりで 地元にマッチした いいお風呂屋さんでした。気になって今日行ってみてびっくり!やはり、木村湯の跡地を探すのに苦労しました。近くには40階を超す超高層ビル。町が整備され、新しい無機質な物が入る程、銭湯という素晴らしい文化も居場所を無くしてしまう現実をまじまじと見せつけられました!正面に水天宮を見、人形焼のいいにおいのする重盛の前を通り過ぎて、甘酒横丁へと足を運び、お約束の たい焼き を片手に裏道を散策して帰って来ました!

Posted by: 佐倉のけいぼう! Date: 2009/10/15 20:27

>けいぼうさん
 
けいぼうさんが行かれたのは、7年も前でしたか。
ずいぶん前からもうこのようなオフィス街なのだと思っていましたが、
その頃はまったく違った町並みだったのですね。
人形町に現存するのは世界湯1軒となりましたが、
その頃には、もっとたくさんのお風呂屋さんが残っていたのでしょうか。
 
どうやら、また充実した街歩きをされたようですね。
お約束のたい焼き、まだ食べられていないのです。
いつか、「玉ひで」も行ってみたい。

Posted by: 村雲 Date: 2009/10/17 00:31










画像の中に見える数字4桁を、半角で入力してください。

(利用規約)

(1)画像の中の文字がわかりにくい場合はプレビューを押して画像を再表示させてください。(2)時間帯によってはコメントの投稿に時間がかかることがあります。ご了承願います。(3)コメント投稿時にエラーがでても多くの場合コメントは反映されています。二重投稿にならないようご注意ください。

[PR]
トーキョー銭湯の最新記事
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://tkyw.jp/apps/mtos/mt-tb.cgi/2680
Google
トーキョー銭湯の最新記事
コラム一覧
総記事数:3464