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| 2008/10/09 10:10 | コメント(6) | トラックバック(0) |
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踏みしめる度軋む床、前のめりに傾いて今にも滑り出しそうな番台。
暖簾を潜ると待ち受けていたのは、驚愕の光景だった。


巨大なマンションやショッピングセンターがそびえ立ち、
軒並み銭湯が追いやられた赤羽の西口。
かろうじて開発を逃れた東側の玉の湯だが、外観こそ健全であるものの、
その床は歪んで軋んで傾いて、どうしようもない。
浴室も、同じだ。
湯船に浸かっていると、右なのか左なのかそれとも前へ傾いているのか、
平衡感覚がおかしくなってしまいそうになる。
銭湯もだいぶ少なくなった赤羽だが、またひとつが姿を消した。
理由は、やはり昨今の原油高。
そして、ひび割れて水漏れの発生した浴槽を
今の客の入りではもう直すことができないからとのことだった。



○ 玉の湯
住所 東京都北区赤羽南1-31-5
※ 2008年9月をもって廃業
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残念ですね!
懐かしい感じの佇まい。
牛乳石けんの箱が悲しい。
>クリームさん
おや、お久しぶりです。
この牛乳石鹸の箱は、暖簾を潜るとすぐ、
傘立ての上に無造作に放置されていました。
今ではなかなか目にしませんよね。
隣のちっちゃな靴は、誰のものなのでしょう。
私が訪れたのは廃業の1週間ほど前で、
おかみさんはなにやら忙しくしていると思ったら、
廃業の告知作りに追われているようでした。
9月末から金融システムの破綻を匂わすニュースが連日のごとく報じられます。自らの将来に不安を抱くより、株に飽き足らず、原油や穀物までゲームのターゲットにした拝金主義者への「天罰」が下された爽快感を禁じ得ません。一方では、ワーキング・プアの問題は相変わらずです。そもそも先進国が「身の丈」にあった生活をしていれば、昨今の混乱も、異常な原油高もなかったのでは…今こそ銭湯や商店街が当たり前のように組み込まれていた昭和中期の生活を見直すときではないでしょうか?そういえば、セキュリティ万全の大型マンションやショッピング・モールが「理由なき犯罪」を温床になっているようにも思います…おせっかいなおばさんや頑固じいさんなど、近所付き合いの「要」となった方も商店街や銭湯とともに減ってしまったような…嗚呼。
原油高…どうもこうも出来ない現実。切ないですね。
廃業と聞くと、考えさせられるものがあります…。
>昭和34年生まれさん
昨今の原油高は、異常なものがありましたからね。
車は使わない私ですが、ガソリン値上げのニュースを聞くたびに心配していたのは
原油高による銭湯の廃業加速でした。
一時期に比べれば多少は落ち着いたとはいえ、1年前と比べればべらぼうに高い。
とても危機的な状況にあることは、変わりないでしょう。
>おせっかいなおばさんや頑固じいさんなど
確かに、それらの人々も目にする機会は減ったかもしれません。
地域のコミュニティの場である銭湯が失われることで、
同時に消えゆくものもあるのかも・・・
>milqueさん
ここ1年で、都内でも屈指の名銭湯たちがいくつも姿を消しました。
設備の老朽化、減る一方の入浴客…
それに原油高が決定的な打撃を加えているのは、間違いありません。
苦渋の決断が、今日もどこかで行われようとしています。
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