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| 2009/11/10 03:39 | コメント(0) | トラックバック(0) |
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個性的で、灰汁が強くて、独特な映画に惹かれるファンが集まる映画祭〔東京フィルメックス〕が、今年、10歳のお誕生日を迎えます。
〔第10回 東京フィルメックス〕
開期 2009年11月21日(土)~29日(日)
会場 有楽町朝日ホールほか
※チケットはこちらにて。
この映画祭で上映される作品にはレア感があります。なんといっても、映画祭のあと、日本で公開される作品が少ない。DVD化される映画も多くはない。
「それって、つまらない、ってことじゃないの?」と誤解されそうですが、万民向けの作品や、エンタメ色の濃い作品があまりない、ということ。重かったり、痛かったり、奇想天外すぎたり、物議を醸しまくりそうだったりする映画が多いのです。
でも、この映画祭で上映されたあと、晴れて日本の映画館でロードショーされた貴重な作品には、話題作がいっぱい。
たとえば、『戦場でワルツを』(フィルメックス上映時タイトル『バシールとワルツを』)。第81回アカデミー賞の外国語映画賞で、『おくりびと』の対抗馬と目されていた作品です。『おくりびと』もねぇ、感動させてもらえたけれど、私は心の底から、『戦場でワルツを』を応援していたんだよなぁ。1982年にレバノンで起こった「サブラ・シャティーラの大虐殺」を、フル・アニメーションで綴った、斬新で戦慄のドキュメンタリー。2009年11月28日(土)より、〔シネスイッチ銀座〕で公開予定。
上映時間237分の「危険で烈しい純愛映画」、『愛のむきだし』も、フィルメックスで大絶賛されました。私も大絶賛。既にDVDが発売されていますが、2009年11月25日(水)に池袋の名画座〔新文芸坐〕で、1日限りの3回上映がありますので、ちょっとでもご興味があったら、なにがなんでもこの機会にスクリーンでご覧になるよう、声を大にしてお勧めします。

さて、今年の〔第10回 東京フィルメックス〕は、メモリアルな10周年ということで、豪華なイベントも盛りだくさん。
中でも、一番の目玉は、初日の11月21日に明治大学アカデミーホールで開催される〔第10回記念シンポジウム《映画の未来へ》〕。マスタークラスの講師は、北野武監督です! 公の場で映画について語ることの少ない北野監督の映画論を、たっぷりと拝聴できるチャンス。このシンポジウムには、黒沢清監督、是枝裕和監督、俳優の寺島進さんと西島秀俊さんも登壇されますよ。
コンペティションと特別招待部門で上映される作品は、......私もまだ観ていないので、憶測と想像でしか期待ポイントを書けませんが、審査員としてもご来場のロウ・イエ監督の『春風沈酔の夜』は注目です。同性愛がタブーの中国で、ホモセクシュアルに着目したサスペンス。おそらく、今年のフィルメックスでは唯一の同性愛作品かと。
映画の内容が楽しみなのはもちろんながら、主演の松田翔太さんと高良健吾さんの来場が決定して、満員御礼&場内騒然必至の『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』。実力・容姿、いずれも抜群の松田さんと高良さんを、ぜひ生で拝みましょう。
マレーシアからやってきた、ミュージカル要素満載のブラック・コメディ『セルアウト!』は、マレーシアのテレビ業界とビジネス・マン&ウーマンの「今」を、シニカルな笑いと共に熟視できそう(多分)な1本。コンペティション部門では唯一の喜劇です。肩の力を抜いて楽しみましょう。
今年の審査委員長は、『カムイ外伝』が記憶に新しい崔洋一監督。崔監督は「自称・東京フィルメックス応援団長」です。また、台湾の知性派美人女優、チャン・シャンチーさんも審査員としてご来場予定。東京フィルメックスでは、審査員も観客と一緒に会場で映画をご覧になるので、有楽町朝日ホールに足を運んだら、崔監督やシャンチーさんと遭遇できるかもしれません。また、フィルメックスとゆかりの深い俳優・西島秀俊さんも、客席にいらっしゃる可能性が高いですよ~。
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