〔第21回 東京学生映画祭〕―俳優の寺島進さんがゲストでご登場!

トーキョー映画
2009/05/21 02:45 | コメント(0) | トラックバック(0)
  • 香ん乃

 こちらの記事でもご紹介した〔第21回 東京学生映画祭〕。その本選を盛りあげるゲストに、俳優の寺島進さんが来場することになった。

〔第21回 東京学生映画祭 ~映画でつながる、世界が広がる~〕
日程 2009年5月29日(金)~31日(日)
時間 12:30開場 13:00開演(29日は前夜祭のため、時間が異なる)
料金 前売券800円(チケットぴあにて発売中) 当日券1000円
場所 世田谷区北沢タウンホール(地図


 思わず「兄貴!」と呼びかけたくなる、頼もしくて気さくな雰囲気が魅力の寺島さん。ゲスト審査員や学生たちと、どんなクロス・トークを繰り広げてくれるのか、とても楽しみである。

 せっかくなので、寺島さんの出演映画で思い出に残っている作品を、いくつかご紹介。

 記憶に新しいところでは、『ぐるりのこと。』(2008年・日本・140分)。私にとっては、2008年度のベスト・ムービーでもある。

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 寺島さんが演じたのは、主人公・翔子の兄、勝利役。ちょっと空気が読めなくて、乱暴な部分もあるけれど、翔子を始めとした家族を、いつも気にかけている。「愛すべきお節介」のようなお兄ちゃんだった。

 三谷幸喜監督が、「これでもか!」とばかりに豪華キャストを揃えたコメディ『THE 有頂天ホテル』(2005年・日本・136分)では、手島さんが演じたスパニッシュ・マジシャン(って、なんだろうね......)のホセ河内が、容姿でも言動でも、ドタバタ喜劇に更なる混乱をもたらすスパイスになっていた。

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD] THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]

 是枝裕和監督作品の常連ともいえる寺島さん。『ワンダフルライフ』(1999年・日本・118分)にも出演した。

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「死んだ人間が、天国にたったひとつだけ思い出を持っていくことができる」というファンタジー。その思い出を、天国の職員が「死者への最後のプレゼント」として上映してくれる。

 寺島さんが演じたのは、その職員のひとり。実は彼らも死者なのだけれど、それぞれ、なんらかの事情があって、天国の入り口にとどまったまま。

 寺島さんが演じる男の事情は、下界に残してきた娘にまつわること。寺島さんというと、血気盛んな役柄での印象が強いが、今作での職員役は、優しすぎるほど優しい、穏やかな人物である。

 もしも自分が死んで、天国へたったひとつだけ思い出を持っていけるとしたら、なにを選ぶだろう? ― 死後の世界を信じる・信じない、にかかわらず、「最期に選ぶ思い出」は、「自分にとって最も大切な記憶」ということになる。

 記憶というのは厄介なもので、「よい思い出」よりも、「嫌な思い出」や「悲しい思い出」のほうが鮮烈な場合が多い。

 でも、せめて最期を迎えるときくらいは、「唯一無二の大切な記憶」を脳裏に描きながら目を閉じることができればよいのだが。


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