カフェ百日紅という喫茶店を訪れた。

すっきりとした店内に着物の店員さん。上品な雰囲気のお店だが、置いてある書籍はトーキングヘッズ叢書をはじめアンダーグラウンドなものが多く、そのギャップがいい。

店内では写真家・杳芽具見さんの「星に睡る」という展示が行われていた。植物と人物が絡み合う、艶めかしくも独特の雰囲気の作品たちに惹かれ見入っていると、作家ご本人がいらっしゃった。お話をしていると、共通の知り合いが何人かいることにびっくり。これも喫茶店がつなぐ縁。

店内では、そのときの展示にちなんだ紅茶やお菓子を楽しむことができる。しっとり、さっぱりとしたパウンドケーキがとても美味しかった。展示限定の紅茶は売り切れていたが、通常の紅茶も上品な味わいだった。

芽具見さんが娘に金平糖をくれた。
固くてぼつぼつしているそれを、娘は食べられるものなのか、訝し気にしていた。
私が砕いて、ひとつ食べてみると、恐る恐るひとくち。そしてすぐにふたくち、みくち。すぐにその美味しさに魅了されていた。
娘の様子を彼女は楽しそうに見ていた。
「金平糖の誘惑」という言葉が頭に浮かんだ。なんだか彼女にぴったりの言葉だと思った。

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カフェ百日紅
板橋区板橋1-8-7-101
03-3964-7547 
14:00~23:00
火水休
http://medamadou.egoism.jp/hyakujitukou