去年会社を退職した友人が、ひと月に一度長野から上京して来ます。
今月は新大久保で会おうということに。

30年以上勤めた職場を辞めて、今は野菜づくりとテレビの日々。
間違えた。野菜づくりと韓流ドラマの日々。

「あなた、あのフジテレビ前でデモしたってニュース、わかるわよ。
もう、一日中韓国ドラマばっかりだもん」

「わかるわよって、見てるんでしょ~」

「そうなんだけど。やっぱり日本のドラマより面白いのよ」って。

で、連れて行きました。
大好きな街、新大久保へ。



竹下通りか?!ここは!

びっくりしました。
久しぶりに来た新大久保は、原宿と見紛うばかりのにぎわいです。

20年近く前、初めてこの街に来た時は、ぴっちぴちの女子高生だった私。
修学旅行で行った韓国が楽しすぎて、すっかり魅せられて、
何より韓国料理の虜になりました。


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本場のキムチが食べたい!
そうして聞きつけたのが、この新大久保の街のこと。

しかし、その当時のこの街は、若い娘が歩くには、ちと怖かった。
暗かったし、いかがわしかったし、ほんとに危険だった。
だから、改札を出たら、線路沿いに早歩き。
左にツレコミ宿やラブホテルのネオンを見ながら、
目的の店まで行ったらサッと買って、サッと帰る。

それが今じゃ、明るくて、人が沢山。
夜行っても怖くない!

お店は本当に増えすぎて、もうよくわからないけれど、
ちょっと変わったお店をふたつだけご紹介。

韓国風の魚料理ならここ→テジョンデ
中国に住む朝鮮族の人たちの料理もスパイスが効いていておいしい!→金達莱


さてさて、本を取り上げるのがこのページの目的でした。


アホウドリの朝鮮料理入門 (新潮文庫)
著者:阿奈井 文彦
販売元:新潮社
(1987-08)
販売元:Amazon.co.jp
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植民地時代の朝鮮半島で子供時代を過ごした阿奈井文彦さんが
大人になってから懐かしい料理を習う奮闘記。
イラストや写真がふんだんに使われていて、「作ってみよう」という気にさせられます。
無邪気な日々を振り返る幼い日の思い出は、阿奈井さんが歴史の事実を知ってる分、
とても胸に痛いけれど、料理本としても、読み物としても、盛りだくさんで楽しめます。

昭和62年に発行されたこの本には、こんな記述が。


「コチュジャン」を自分で作るのは困難だ。
朝鮮料理専門店で出来あがりの「コチュジャン」を売っているところもある。
あるいは、東京の場合、上野や浅草の朝鮮料理の材料店で買える。


まだ新大久保が出て来ません。
24年後には、コチュジャン、近所のスーパーでも買えるんだよ!