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よい子のみなさーん!夏休みの宿題は
ちゃんとやってますか~?

さあ~今日は、おじさんの自由研究を
みんなに紹介しちゃうぞ~
みんなの大好きな恵比寿の街が、昔は
どんなところだったのかを、古い地図で
見てみよ~う。

最初の地図は江戸時代(18世紀後半)の
改正江戸絵図(通称:天明江戸図)だよ。

大ざっぱな地図だけど、だいたいの位置は
あっているのがわかるかな?
いまの恵比寿駅のまわりは、「田」と「ハタ(畑)」しかない・・・
というかほとんど何もないよね。


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次は、同じ江戸時代の19世紀の地図。
伊能忠敬・江戸府内実測図だよ。
いまの渋谷や恵比寿、広尾に町ができてる
のがわかるよね。

この地図はとっても高い精度で測量して
作られたんだ。
なんと、現在のgoogle mapと重ねても
ピッタリと合うんだよ。ビックリだね~

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この地図は明治時代初期(明治13~19年)に
当時の陸軍が作った
フランス式彩色地図っていうんだ。

まだ山手線も通っていない時代。
ぼちぼち町並みが出来ているけど、まだ
ほとんどが「畑」「雑(雑木林)」だ。
あと「茶」が多いのがわかるかな?
これは茶畑のこと。昔の渋谷は、お茶の名産地だったんだよ。

この地図を見ると、いまの恵比寿のあたりは
「下渋谷村」という地名だったのがわかるね。



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この地図は大正五年(1916)の、
改正番地入東京全図。やっと恵比寿駅が
出来て、エビスビール製造所もあるね。

このころ、上・中・下渋谷村は統合されて
「渋谷町」になったんだけど、まだ東京市には
編入されてないから「区」じゃなかったんだ。
下の赤い線は東京市電。
白金のあたりまで来てる。
だんだん街が出来てきた感じだね。

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これは昭和四年(1929)に出版された、
帝都復興東京市全図。関東大震災後の大規模な復興と開発で、恵比寿が現在の街になった様子がよくわかるね。
青い字で書いたのは今の恵比寿のもとの町名。
今でも学校や公園の名前として残ってるよ。

気になったのが、東横線の渋谷と代官山の間にあった「並木橋」の駅。
こんなところに駅があったんだね。

さあ、みんなも自分の住んでる町の歴史を
調べてみよう!