その夜、いつものとおり伊東さんと二人で陰々滅々と酒を呑み、良い感じに酔いがまわってきた私達はスタジオに入るために楽器を取りに一旦帰宅したのですが、二人共気付かないうちに寝てしまいまして、一度は丁度良い時間に目を開けたのですが「あと5分ー」とか言いながら二度寝をしてしまい、気付いた時には時既に遅し、スタジオ入りの時間から30分も過ぎていました。
個人練習ではキャンセル料が発生しない素晴らしいスタジオに予約をしていたので、なんだかスタジオに行きたくなくなっちゃった、という理由でスタジオをキャンセル。
ついさっきまで惰眠を貪っていた私達は「暇なんだけどもう眠くない」という状態で、寝起きでバンド練習ができる程テンションは高くないものの空いた時間で何かしたい。が、何をしよう、という感じで悶々としていると、なんとなくうどんが食べたい気がしてきて、早速持て余した暇を潰すべく野方にある「喧嘩うどん」まで散歩がてら行くことにしました。
その道の途中、たまたま『hair young』というヘアーサロンの前を通った時、この画像では暗いし小さくて全然分からないんですが、右下あたりの「祝 優勝」の文字が何故かやけに目についたので、何に優勝したのかも知らないけれども、優勝の喜びを分かち合うのは悪いことじゃないわ!あなたの勝利は私の勝利!ということで勝手に分かち合ってみました。
バ、バンザイ!
あ!手が変!お盆とか乗っけるのに相応しそう!
えーと、バンザーイ
さっき変だったから手に集中したら全然喜んでなさそう。
あれーうまくいかん、とかなんとかやって遊んでいたらこのヘアーサロンの前の駐車場にいた男の人が「二人の写真を撮りましょうか?」と声をかけてきたのでびびりました。私達が焦って「あ!いえ!いいですいいです!」と断わるとその男の人はこのヘアーサロンの中に入っていってしまったので、「ああっ、さっきこっち見てるなーと思ったらあの人の店だったんだ」とばつが悪くなりテヘーと笑って誤魔化していると「折角なので中にあるのも見てって」と店主が再び顔を出したので誘われるがままにサロン入り。うひょー
つづく



私が中学生のころ【惰眠】を読めず辞書で調べた時のことを思い出しました。
仕事疲れの金曜日にトホホな気分をありがとう!!!