私は喫茶店でコーヒーを飲むのは好きだけど、豆にこだわるほうではない。

あえてなら、深炒りのモカとか、「香ばしい」のがいい。ブラックで少し飲んでから、ミルクと砂糖。ちなみに砂糖の量は、気分(ストレス?)によって随分変わる。
しかし、「カフェ バッハ」のコーヒー豆へのこだわりには思わず興味を持った。店のホームページのトップページに、にこう書いてあったからだ。

「バッハの珈琲豆は、一粒一粒欠点豆をハンドピックで除り除き、適正な焙煎でふっくら豆を焼き上げ、焙煎したての新鮮なうちにお客さまにご提供する、 珈琲豆の最高級品です。」

堂々たる自信。そして読んでるだけで、コーヒーの良い香りがするような文章。そんな文章の香りに誘われて、「カフェ バッハ」を訪れてみた。
南千住駅を降り、静かな大通りをまっすぐ、しばらく歩くと店に着く。閑散とした通りとはうってかわって、店内は地元客、観光客のような人たちでいっぱいで、サロンのような賑わいだ。

通されたのはカウンター。目の前で若いマスター?がコーヒーを淹れている。淹れるのは彼だけだ。淹れつづけながら、従業員にてきぱきと指示を出していく。その潔い動作を眺める。かなり凝視していたが、彼は気にならないのか慣れているのか、コーヒーとお店の客の流れに集中している感じだ。
メニューにはさまざまな種類の豆のコーヒーがあったが、結局シナモン・コーヒーにしてしまった。たっぷりのクリームとレモンの酸味、シナモンの香り。クリーム系のコーヒーにレモン、ってすごく合う。

お店を出て看板を見上げてみると、かのバッハがコーヒーを飲んでいるなんだかお茶目なイラストがあった。  

bahha02.jpg 

bahha01.jpg

カフェ バッハ
台東区日本堤1-23-9
03-3875-2669
8:30~21:00
金休
http://www.bach-kaffee.co.jp