トーキョー喫茶でカライライス(辛来飯)で
有名な「ニューキャッスル」が紹介されていたので、その絡みでこんなコラムを。
銀座4丁目角の銀座のシンボル、和光(服部時計店)の時計塔は有名ですが、
銀座にはもうひとつセイコーの四角い時計塔があるのをご存じでしょうか。
正確に言うとニューキャッスル横の中華屋「天津飯店」の真裏に
その時計塔はあります。いろいろと調べていくうちに、
中華屋とニューキャッスルの間には路地があり、その奥に喫茶店があったらしい。

その喫茶店が冷房装置を付けることになり、その大きな冷却装置を
屋根の上に載せることとなったとか。
ごつい機械がむき出しになるのは粋ではないと考えられたのが、和光の時計塔のイメージ。えいやっと、周りを囲んで模してしまったということなのでしょうか。
しかし、今見ると時計の針は8時で止まったままですね。
天津飯店は昭和42年からの営業らしいですが、すでに動かなくなっていたとか。

ちなみにお隣のニューキャッスルは、戦後上海から引き揚げて、
昭和21年からココにいるそうだが、やはり針の記憶もなし。
というか最初から動かない時計塔だったのでしょうかねぇ??
まぁ、ミステリーということで、未だに謎のままです。
ここは、まだ昭和の面影が残されている一帯。
そして親分の和光の時計塔は、セイコーの水晶発振装置によって、
今日も1秒足りとて狂わない正確な時を刻み続けています......つづく
すごい…。
粋なこと考えますね、銀座の人は。(銀座だからなのか、どうか?)
この勇姿、見に行きます。下方のアイアン?の装飾も素敵です。