晴海通りから並木通りへ、ヒョイと入った左側の茶色い煉瓦のビル。
それが、目指す三笠會館です。
地下はバー、1階はイタリアンバール、中2階はイタリア料理、2階はフランス料理、
3階は日本料理と懐石、4階は中国料理、5・6階はパーティルーム、
7階は鉄板焼きと、世界各国の料理が楽しめる「食の摩天楼」です。
夜のメニューは、ちとお高くても、各店舗のランチは夕方の4時までの店が多く、
プチ贅沢なランチを楽しみたいときには、非常に重宝するビルなんです。
その三笠會舘の1階にある、イタリアンバールの「ラ・ヴィオラ」が
今回の、イケナイ昼酒の現場です。
内装は、フィレンツェのクラシカルなバールをイメージした安らげる空間。
天井も高く、解放的なムードにあふれています。とてもビルの中とは思えません。
落ち着くテーブル席もいいのですが、ここはひとつバンコと参りましょう。
バンコ? イタリアのバールは立ち飲みが主流です。
朝から昼にかけてはコーヒーを立って飲んで、サッと店を後にし、
夕方になるとワイン片手にアンティパスト(前菜)を楽しみます。
バンコ=カウンターの意味ですが、このような立ち飲みスタイルを
イタリアではBanco(バンコ)と言います。
朝の11時から、さっそくイケナイお酒を注文しました。
まずは、プロセッコ・スプマンテをグラスで(500円)。
プロセッコ(Prosecco)とは、伊ヴェネト州で生産される葡萄の品種。
少し辛口、酸味のあるスプマンテに仕上がっています。
ハハハ、モーニングコーヒーならぬ、モーニングスパークリングですね。
合わせたのは、パルマ産のプロシュートを小サイズで(600円)。
ナイフでジーコジーコと切り立ての生ハムを、さっと盛り付けてくれます。
自家製のピクルスや、産地直送の新鮮バーニャカウダもいいのですが、
グラスの泡が1杯ではすまなくなるので、ここは我慢の子ですね(笑。
店内の奥にはテーブル席のサロンも用意。メニューはバンコと同じ。
サロン料金は、バンコの価格にプラス200円ほどです。
午前中のラ・ヴィオラは、ゆったりとした優雅な時間が流れています。
スタンディングとは言え、長居したくなる居心地のよさ。
窓際の丸いテーブルに陣取り、通りを行き交う人々を見ながら、
昼間っからの泡三昧も乙なものですよ。
夜はまた一段と賑わって、相席ならぬ相立ち飲みになることも。
知らない同士がすぐに意気投合。ここはさながら、大人の社交場ですね。
昼と夜でその表情を変えるのも、ラ・ヴィオラの面白いところです。
来る、6月15日(火)は、
ボサノヴァの生演奏を楽しめるパーティーが開催されるとか。
CPのいいイタリアワインを傾けながら、
ちょっと贅沢な生演奏のステキな時間を過ごせそうです......つづく
【 LA VIOLA / イタリアンバール ラ・ヴィオラ 】
◎中央区銀座5丁目5‐17 三笠會館1F ?
◎電話番号=03・3289・5673、予約可
◎座席:バンコ(スタンディングスペース)約20名、サロン42名
◎6月15日のボサノバライブ♪ 19:00 / 20:00 / 21:00?
バンコ 7000円/サロン 8500円(ライブチャージ・ブッフェ・ワイン代込み)
◎営業時間=11:00~23:00(LO 22:30)、無休
イケナイ昼酒。いいですね~。
オシャレなお店ですね。
気になります!