歌舞伎座の片岡理容室 ☆前回のコラムを出て、中央通りをプラプラ行くと、ほほっ~ブランドビルが乱立です。その昔はほとんどが銀行の支店だったところ。統合などで、撤退する憂き目に。そこをビル丸ごと買い取って次々とブランドショップが、しかも銀座の一等地に、路面店が次々とオープンしています。世界でもこんな現象はかなり珍しいのではないでしょうか。
中央通りに面した「アルフレッド・ダンヒル銀座本店」。オープンして、ほぼ2年余。なんとここの2階に理容室があると聞き、パトロールに来た次第です。1階フロアの真ん中に上へ上がる階段がしつらえてあります。臆せずにずんずんと進みましょう。ささっ、2階の奥へ、どうぞどうぞ。
専用のガラス扉に、お馴染みのあのトリコロールのサインがデフォルメされてオシャレにレーザー印字されています。その名もダンヒルの理容ショップ、「ザ・バーバー」。
パンフレットを見る限り、理容室というよりも、グルーミングスペースですか。英国のロンドン、ジャーミンストリートのダンヒル総本店にバーバーがあるように、英国紳士にとって、グルーミングは服をコーディネイトするのと同様に自己演出の延長線上にあるのだとか。ハイ。
英国紳士ならぬ、銀座紳士たちがこぞってこのバーバーに通うのでしょうね。利用する年齢層もやや高めで、40代以降、50代の紳士が多いのだそうな。やはりダンヒルユーザーはそれくらいなのでしょう。ヘアカットだけではなく、ヘッドスパやネイルケアの単品コースもあって、多忙なビジネスマンの癒しの空間として定着しつつあります。
昨今は、10分で1000円前後のカットハウスが街に溢れていますが、やはり髪を切る技術だけでなく、心まで癒してくれる技術がこの店の大きな魅力なのでしょう。技術担当するのは、男性の身だしなみに関して高い技術とサービスで定評のある「銀座・マツナガ」です。
いかがでしょう、貴方も至福の時間を過ごしてみては......。若い男性も、一年に一回だけでも、ここで至福の時間を過ごされることをオススメします。ちなみに「ダンヒルカットコース」は、カット・シャンプー・ウェットシェーブ・肩もみで約60分=7,350円。これを高いとみるか、リーズナブルとみるか、これで男気や男前が上がれば安いというものです。
さてと帰り際に、銀座通りの窓際を覗いたら、オシャレな止まり木が。☆オシャレな止まり木
いかにも楽しそうな雰囲気。うむ、これは行かねば ......つづく
【 ザ・バーバー / THE BARBER 】
◎中央区銀座2丁目6-7 アルフレッド・ダンヒル 銀座本店2F
◎電話=03・3562・1765
◎営業時間=月~土 11:00~20:00 、日祝 ~19:00、無休