既に村雲さんの銭湯コラムでも取り上げられていますが
西荻住民として改めて、2009年5月31日、
58年の歴史を閉じた玉の湯について触れたいと思います。
入口に廃業のお知らせが掲示されて何日か過ぎた日曜日、
中に入らせていただきました。
すっかりお湯の気配が消えた、玉の湯。
外観も内装もよく手入れされてぴかぴかだけど、
ご主人曰く、配管はそろそろ限界。
でも、修理となるとン千万円かかってしまう...
そんなおり、皆さん相次いで体調を崩されたそうで、思い切って店をたたむことにしたそうです。
そう決意したのは、ほんとうに最近のこと。
ペンキ絵も下駄箱も、数ヶ月前に新調したばかりでしたから。
開業は昭和26年。
ずーっと西荻住民に愛されてきたんですよね。
私も西荻に越してきてはじめてこの建物を見た時は
「あ、これはいい街だ、よかった~」と安心したもんです。
何度かお世話にもなりました。最近はご無沙汰だったけど...入っておくんだったと悔やまれます
その後はマンションになるとの噂...。
お話をうかがえば、確かに個人での維持は難しいとは思います。
外野が無責任に「残せ」とはいえないです。
でもやっぱり、残念。
銭湯再利用の前例はありますよね...
谷中の古い銭湯をギャラリーにした「スカイザバスハウス」
お隣・吉祥寺の弁天湯で開催されるライブ「風呂ロック」(こちらは再利用っていうか、現役銭湯に間借りするイベントですが)
入口のタイル絵はどうなるのでしょう。
とっても貴重なものらしいですね。

男湯の庭の鯉はお引っ越しするそうです。
元気でね。
古いものが
自分たちの来た道が
どんどん消えて行く。
新陳代謝は必然?
いやーなんにせよ、たくさんの人に愛されていたものがなくなるのは、
単純に寂しいよね。
西荻住民として改めて、2009年5月31日、
58年の歴史を閉じた玉の湯について触れたいと思います。
入口に廃業のお知らせが掲示されて何日か過ぎた日曜日、
中に入らせていただきました。
すっかりお湯の気配が消えた、玉の湯。

ご主人曰く、配管はそろそろ限界。
でも、修理となるとン千万円かかってしまう...
そんなおり、皆さん相次いで体調を崩されたそうで、思い切って店をたたむことにしたそうです。
そう決意したのは、ほんとうに最近のこと。
ペンキ絵も下駄箱も、数ヶ月前に新調したばかりでしたから。
開業は昭和26年。
ずーっと西荻住民に愛されてきたんですよね。
私も西荻に越してきてはじめてこの建物を見た時は
「あ、これはいい街だ、よかった~」と安心したもんです。
何度かお世話にもなりました。最近はご無沙汰だったけど...入っておくんだったと悔やまれます
その後はマンションになるとの噂...。
お話をうかがえば、確かに個人での維持は難しいとは思います。
外野が無責任に「残せ」とはいえないです。
でもやっぱり、残念。
銭湯再利用の前例はありますよね...
谷中の古い銭湯をギャラリーにした「スカイザバスハウス」
お隣・吉祥寺の弁天湯で開催されるライブ「風呂ロック」(こちらは再利用っていうか、現役銭湯に間借りするイベントですが)
入口のタイル絵はどうなるのでしょう。
とっても貴重なものらしいですね。

男湯の庭の鯉はお引っ越しするそうです。
元気でね。
古いものが
自分たちの来た道が
どんどん消えて行く。
新陳代謝は必然?
いやーなんにせよ、たくさんの人に愛されていたものがなくなるのは、
単純に寂しいよね。
かつての東京の銭湯にあった良さを知る世代も
それを知らない世代も安心して入浴できたし、
国内外問わず自信を持って紹介できるお店でした。
個人があの建物をあんなに美しく維持してきたと思うと
今更ながら敬意を表します。
その恩恵に浴する事が出来た西荻の人々が
遠くに住む私にとっては羨ましい限りでした。
今もなお多くの地元民に愛され、十分に需要のある
銭湯の閉店には、近い将来に向けて取り返しのつかない
事態が急接近しだした印象を勝手に抱いています。
時流とはいえ所詮他人事とし、銭湯の廃業をただ見守る
しかしようとしない風潮がなんとも遣り切れないです。
長い間ご苦労様でした!ありがとう玉の湯!