『虚無への供物』に出てきた五色不動。
目白、目黒ときて、次は目青不動。
目青不動は、世田谷区太子堂の教学院です。
太子堂・・・お菓子の?
聖徳太子?
う~ん。まったく思いつきません。
世田谷のことは、ORIさんにまかせるとして、
「目青」の「青」と色に注目してみたいと思います。
青は、清々しさや爽やかさも表すけれど、
ピカソが暗く過ごした青の時代のように、
陰鬱さとか気が晴れないさまを表しもする。
心を「ブルー」と表現するのはなぜ?
なぜピンク映画?
なぜ黄色い声?
なんて考えてみるのも楽しいものです。
私のように、色の不思議が気になる人は
たくさんいるかもしれないけれど、
この人ほど色にとりつかれている人はいないだろうな、
と思うのが伊原昭(いはら・あき)さん。
万葉集から江戸後期までの文学作品に
登場する色を抜き出して、その時代時代の人々に
どんな受け止められ方をしているかを調べた方。
なんとその数十五万!
1917年生まれの伊原さんは、戦後国会図書館に勤め、
いらなくなった図書カードの裏にひとつひとつ文学作品の中の
色を書き留めていったそうだ。
その十五万の図書カードを思い浮かべると、
「まだまだなんにもやってないや。ガンバロウ」って気になれる。
あまりに高額で「買えない~」って思うけど、
これを買うために頑張るぞって気にもなる。
↓
教学院、行ったことないです。
いまネットで調べてみたら、
えんま様がいるらしいですね。
行ってみようかな!
でもどうしよう。舌抜かれたら。。。