※トーキョーワッショイなのに札幌の話題ですみません。



みなさん、札幌という街にどんなイメージをお持ちですか?
6年前、初めてこの街に住んで、私は好きになれないような気がしました。
時計台に、道庁に、テレビ塔。目印になるものは沢山あるけれど、
とても平面的で、小さな驚きの少ない街。そんな気がしました。
東京はもちろんのこと、本州の街には、「へぇ」って思うことがたくさんあります。
歴史でもいいし、小さなお店もそうだし、ちょっとした発見や
ちょっとココロがはずむこと、そんなものの宝庫だと思うのです。



でも、札幌はそんなことを見つけるのに、とっても難儀する街だと思いました。
「この街で暮らしていけるだろうか・・・」
そんな風にも思いました。
そんな私に、「おいおい、つまらないなんて結論づけるのは早いぞ」
と教えてくれた雑誌があります。
そのものずばり札幌人という名前のその季刊誌は、ちょっと昔の札幌や
知られざる歴史、現代のこの街のことも、こんな角度から見たらまた違うよ
ということがたくさん載っていました。



例えば今季号の特集は、「絵葉書時空漫歩」。
明治から戦前の絵葉書で辿る札幌です。



この号に少しだけ記事を書かせてもらいました。
昭和7年から昭和16年まで、札幌に住んでいた白系ロシア人の
チョコレート職人のことを書きました。
もう今では、その青年、ニコライ・ザハロフの作ったロシアチョコレートの伝統は、
札幌には残っていません。
失われたロシアチョコレートの味がどんなものだったのか、
どうしても知りたかった私は、ロシアチョコレートの店を探しました。
取材の過程で、新潟で伝統的ロシアチョコレートを作る
マツヤさんというお店にお世話になりました。
マツヤさんのチョコレートは、おいしいのはもちろん、
パッケージの可愛いこといったらありません。





mato1.kpg.jpgほらね~



それから、こちらは私のロシアについての先生。
神戸のロシア雑貨屋さん、いりえのほとりです。
こちらとは、去年、神戸での取材の際に知り合って、
すっかり仲良くなり、ロシアのことを調べる時には質問ばっかりしています。
どの商品も、もちろんロシアから仕入れているそうです。


見てください。






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このマトリョーシカのペンケースなんて、思わずにっこりしちゃうでしょ~?





何人もの方に教えていただきながら書いた札幌人の記事。
春号が発売されるまでは店頭にありますので、
もし札幌をご旅行される時には、ちょっと本屋さんに寄っていただけたら嬉しいです。



札幌人