大渓山 豪徳寺
GW中に母の日を前倒しにということで。
母親がうちへ遊びにきました。
せっかくなので世田谷線に乗り、
なにかそれらしいところへ行ってみようかと。
宮の坂駅で降り、豪徳寺へ。
お寺まで続く敷地内の道には
大きな松の木がにょきにょき生えていて。
お寺には松が似合うなあと思いました。
なんか神社に松って似合わなくない?
門をくぐってからも
緑がいっぱいでしたよ。
豪徳寺といえば井伊直弼。
わたしはあんまり歴史に詳しくないので
よくわからんのですが。
幕末のときに、
安政の大獄で吉田松陰殺しちゃった人ですよね。
いまたまたま司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を
読んでいるですけど。
そこでもやはりちょっと悪者扱いされてます。
んー。でも一方からだとわからないよね。
こんど井伊直弼側から書いた本を読んでみよう。
そんなことを母に話したのですが。
まーったく興味がない様子。。
彼女の興味はこちらにありました。
招福猫児(まねぎねこ)
そう。豪徳寺は招き猫でも有名なんですよね。
願いが叶ったらここにお納めするんだそうです。
圧巻だなあ。
いろんな人の願いがむわっと
ただよっているような。。。
いや。気のせいです。
ここの招福猫児はね。
いろんなサイズがあるんですよ。
で。噂では。
まず一番小さいサイズを買って。
それで願いが叶ったら、納めにきて。
次のサイズを買って。
どんどんサイズを大きくしていくといい。
っていう話があるらしいんですけど。
今回お寺の方に聞いてみたら。
それはただの噂です。
お好きなものを選ぶといいと思いますとのこと。
あ。なんかちょっと安心した。
サイズをどんどんあげていくって。
商売っけありすぎだろうというかんじもして
どうなんだ?って思うものー。
うちの母は派手好きなので。
一番でかいサイズを選ぶんじゃないかと
ひそかに恐れていたのですが。
意外にも一番ちいさいサイズを選んでました。
それにしても。
気だけは若い母は若い友人も多くて。
うちに来ているあいだも、
なんやかんやケイタイが鳴り。
恋愛相談なんかにものってる様子。
電話を切ったあと。
あの子もねえ。
いい子なんだけど。
とにかくかわいげがないのよねえ。
あれは男からみたらかわいくないわ。
だから結婚できないのよー。
などと毒を吐いてました。
いや。母さん。
あなたの目の前にも。
そんなかんじで結婚できてない女子が
いるんですけど。。
しかも血がつながった実の娘ですけど。
お忘れですかー??
どうやらお忘れのようです。。
まあ。そのくらい放っておいてもらえるほうが、
ありがたいんですけどね。
とにかく。元気そうでなにより。
元気すぎるような気もしますが。。。
これからも我が道をいくかんじでどうぞー。
ちょっと離れたところから見ときますよー。
近づくとね。
巻き込まれてたいへんだってことを、
いやってほど学んだものでね。
遠くから、遠くから、
眺めさせてもらいますですよー。
また来年あたり、お招きします。。
大渓山 豪徳寺
世田谷区豪徳寺2-24-7
世田谷線宮の坂駅で降りて
城山通りを東の方へまっすぐ歩くと
左手にでっかい門がありますよ。
壮観ですねー。居並ぶ招き猫!!
>サイズをどんどんあげていくって。
>商売っけありすぎだろうというかんじもして
>どうなんだ?って思うものー。
お酉さまの熊手とかって、そうですもんねぇ。「この猫もか!?」って、つい思っちゃいますよね。
>いろんな人の願いがむわっと
>ただよっているような。。。
>いや。気のせいです。
気のせいじゃないっすよ。漂ってんですよ、きっと。
むわっと気配をもたらせない程度のお気軽な情念だったら、わざわざお納めにこようとすら思わないんじゃ、なんて……。
豪徳寺、通りかかったことがあるだけで、境内へ足を踏みいれたことはないので、次の機会にはぜひ、招き猫さんたちを見にいってみようと思います~。