若林踏切


世田谷線コラムといいつつ、


あんまり世田谷線ぽいこと書いてなかったので、


ここらでひとつ。


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ある寒い日の夜、


こんな日にゃあ銭湯だと思い立ち、


若林の天神湯へ行ってきました。


その帰りに通ったのが若林踏切。




若林踏切っていちばん世田谷線ぽい


ポイントだよなあと常々思っていました。


なにせ、ここ、世田谷線が環七を横切っているという、


すごいポイントなのになんだか牧歌的なのです。


わたし、電車でここ通るときいつもテンションあがるんですけど、


一緒に乗った人で共感してくれた人は一人もいません。。


環七横切るってなんかすごいと思うんだけどなあ。


なのに電車優先ってかんじじゃなく、


世田谷線も車とおんなじかんじで信号待ちするんですよ。


なんかのどかでいいじゃないですか~。




そうだ世田谷線車両が環七を横切る瞬間を写真で撮ろう!と、


環七脇にチャリを止め、電車を待つ。


天神湯であったまったカラダが、じわじわ冷えてくる。


足の指先が完全に冷たくなって、


わたし何やってんだろう??とふと疑問に思い始めたころ、


ようやく電車がきた!!


んで写真撮った!!


ええっー?撮れてない~~~。


夜、走る電車を撮るって、むずかしーんですね。


知りませんでした。


というわけでこんな写真になってしまいました。。




いや、もう一本待って撮り直そうっていう考えも、


一瞬あたまをよぎったのですが、


ムリムリムリムリ。


と即座に否定するわたしがいました。。


だって、寒いんだもの。冷えるんだもの。


銭湯行く前より、


カラダが冷えて家に帰りました。。




さっきの電車に乗ってた人たちは、


みんなおうちに帰ったのかなあ。


寒かったでしょう。おかえり!


なーんて言ってくれる人がおうちにいたりするのかなあ。


でもきっとコンビニ弁当買って、


一人で食べてる人もいるよなあ。


これから仕事って人もいるかもしれないし。




踏切で電車と車がすれちがうみたいに、


一瞬すれちがうだけの人っていっぱいいるよなあ。


でもなんだか、普通の電車みたいに問答無用で道路を横断していくんじゃなくて、


どうぞどうぞ。そちらからどうぞ。


みたいに信号待ちする若林踏切みたいなほうが、


あったかいかんじがしていいなあ。




なーんてことを、


おうちでまたお風呂につかりなおして考えました。


なにやってんだ、わたし。。



若林踏切

若林駅降りてすぐのところにあります。