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見上げると、小さな看板がありました。なになに、「柳小路」?そうか、思い出しました。ここが噂に聞く、二子玉川の柳小路(やなぎこうじ)だったんですね。
 
かつて、有閑階級の行楽地として栄えた二子玉川。優雅な川遊びの彼らを相手にした料亭や旅館が、昔の多摩川沿いにはたくさんあったんですってね。そして時は流れ2004年、高島屋の裏手は再開発。新たに飲食店を集めて一帯は、京都の町屋風に生まれ変わりました。風情ある板塀や石畳に柳の木、あの煌びやかな二子玉川界隈にありながら、この一角だけは迷い込んだ小京都。外国人のお客さんも思わず呟く"KA・MA・KU・RA-?"、ええと、それはちょっと違うけど。
 
以前からの「西・東・北角」に加えて2009年には、「錦町」もオープン。こちらは洗練された現代的和風の空間が魅力、インテリアショップの"unico"など、小洒落た雑貨が充実しています。二子玉川にやってきたら、高島屋へ直行直帰の貴女。賑やかなタマタカでのランチもいいけれど、こんどの週末は涼しげな風吹き抜ける路地裏で、お気に入りのお店散策としゃれ込んでみませんか。