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万物の「万」と、風を意味する「巽」の造語。自然農法にこだわるわたしたちの思い、それが風のように通り抜け、みなさまへ届きますように?
 
駅東のご飯処・万巽(マンソン)に込められた、オーナーさんの思いです。昔ながらの一軒家を改装し、自然派の野菜を用いた料理を提供するこのお店。昨年オープン、最近ちょうど1周年を迎えました。靴を脱いで通されたのは、奥の静かな小部屋です。穏やかな光、手塗りの土壁、古民具の机。座布団に腰を下ろしたら常連顔で一言、「昼定食で」。
 
食材は完全無農薬、無肥料。「顔が見える野菜」をモットーに、自然農法にこだわり抜いた食材を使用しています。「オーガニックというと、少し敷居が高いかもしれません。でもそれを手軽に楽しめるように」との昼のメニューは、定食1種類。今はまだばたばたしているためこれだけに集中しているとのことですが、今後どんどん増やしていくそうです。植物質100%なのでとってもヘルシー、美容を気遣う女性には嬉しいところですよね。
 
ほっこり落ち着いた店内は、ばっちりお洒落した高島屋方面の女性たちとはまた違って、普段着姿の地元のお客さんが似合います。セーターのお父さんもいます。窓際で本を読んでる女子もいます。そして僕のジーンズには、いつもの如く大きな穴が開いています。
いつもは早食いでがっつり大食いの僕ですが、ここ万巽の中ではいつの間にか、そのペースもゆっくりに。今は寒いですが屋外席もあるので、春になったら「巽」を感じながら楽しみたいですよね。
 

万巽(manson)
 
世田谷区玉川2-13-2
03-3700-0021