目黒川。
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/ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず/





と、誰か昔の人が言ってました。
ごめんなさいうろ覚えで、引用したはいいけど
誰だかわかりません。
調べれば方丈記、鴨長明だそうです。
生きるものすべてがやがて移ろい消えてゆく、
という話のたとえらしいです。





とにかく人生を
「川・河」にたとえることは
そう間違いではないかと
僕も思ってます。



今日は目黒川。
新馬場の駅、北口を降りて
山手通りを過ぎればすぐ橋が見えます。





昔、この目黒川は氾濫が多く、
大正から昭和期にかけて整備されたそうです・・・でも
はっきり覚えてます
小学生だった僕、見ました。





荏原神社のそばで目黒川に、
家が落ちて流されていった光景を・・・。
台風の日でした。
ニュースにもなってテレビで流れました。





目黒川こわいー。。





しかしそんな暴れん坊の目黒川も
川沿いに歩道と並木道をそろえることで
今はとても安心して歩ける
散歩道になってます。
今日行ったら荏原神社のところで梅の花。

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また桜のシーズンに写真とともに載せたいと
思ってます。
ほんと、桜並木に目黒川の風景の
気持ちいいこと。





かなり長い川なのだろか、
目黒区まで通じてるらしいです。
祖父が生前言っていました、
この川は昔澄んでいて魚もたくさんいたし
泳げたのだよ、と。





川は少し汚れはしても、
今は散歩道としてなかなかおすすめ
できるコースかと思います。





ちょっと歩き疲れたら、
途中には腰かける椅子もあります。
たとえばこれ。

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そして川を海のほうへ下っていくと
魚が跳ねるところが見えたり、
海鳥らしき鳥たちが
ふらふら飛んでいるのを見かけます。
写真に撮りました。

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あっ。

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飛んでった。。
あの子たちは、自由だ。
僕もそうありたい。





僕がひきこもりから外に出始めた頃
まず目黒川の川面の光と、川沿いの並木道に感激したのを覚えてます。





/ゆく河の流れは・・・/





そして思ったんです。
まさにひきこもりとは「淀み」である。。一所に留まる
ことで安穏とした時間はあったが、これからは、
絶えず流れる河の流れのように
生きていこう、なんて思ったりしました。

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