はやいものでまた1週間が始まってしまった。

しかも梅雨特有のじっとりとした暑さは月曜日からやる気を失せさせる。

そんな気だるい昼下がりにシケこむとしたら、ここしかない。

通称「サボリーマン喫茶」こと【エルサ】(八丁堀3?3?3)。

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昔はどこにでもあった普通の喫茶店。

ここ20年、ドトールやスタバなどのカタカナチェーンに駆逐されつつあるが、その風雪に耐え、残っている喫茶店は貴重な存在だ。

昼はもちろんのこと、午後3時ともなれば時間調整する外回りの営業マンでにぎわっている。

時間調整、カナで書くとサボル。

読みたい雑誌やマンガ本を手に抱え、お冷を出されると同時に「ホット」のひと言。

昔ながらの喫茶店とチェーン系のコーヒーショップの違いはさまざまあるが、ホットコーヒーに添えられたミルクの入れ物こそがその違いを象徴している。

いつのころからなのか、コーヒーカップを模したステンレス製のミルク入れが、歴史ある喫茶店の王道だ。

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オーダーしたことすら忘れて睡魔に襲われることもある。

そんなゆめうつつのとき、コーヒーカップはかすんで見える。

写真のピンボケも偶然の産物ながら、そんなサボリーマンの刹那をよくあらわしている。

おっと気づけばそろそろ帰社の時間だ。

このあたりで本日の「もんど、セレクション」の【エルサ】をおいとましなくては・・・。