なんで朝市?
朝市、いつから好きなの?
友人知人、ワッショイ仲間にも、聞かれます。
海も山も近くない、2番目の都会育ちで、
朝市は旅先のもの、
私には特別なもの、でした。
トーキョー、街歩き。
市場(いちば)ってのがたくさんある!
ええっ、無人の野菜販売所もある!
仕事柄、トーキョーにはよく来ていましたが、
行くところは渋谷やら新宿のいかにも大都会で、
それが私のトーキョーでした。
住むようになると、
確かに大都会ですが、緑もたくさんあって、
通うのとは違いますよね。
ひとり暮らしで料理もけっこうするので、
散策しつつ市(いち)冷やかしたり、
無人の野菜販売所で買い求めるようになりました。
無人販売、って、よく考えたら凄いですよねえ。
ロッカーのようにお金を入れて開けて出すのもあれば、
「お金、ココ」と小さな貯金箱と野菜や花たちが置かれているものもあります。
信用してんだなあ、ってのが、凄いし、なんだかほっこり嬉しくなります。
五日市街道、吉祥寺近くによく買いに行く無人販売所があり、
タマゴと苦くないサラダ向きのゴーヤがあるといいな、と向かう午後のミドリ号。
反対の道にこんなの、見えまして、

え、なんじゃ?ここは普通の(とは言ってもかなり豪邸)お家。
道路を渡って、近づいてみると・・・

こんなの出してるくらいだから、思い切ってお邪魔してみよう。

ミドリ号を押して入ります。
本当に広く手入れの行き届いたお庭、
いいのかしら、ドキドキと進んでいきます。
あ、納屋のようなところに人が。
「こんにちわ、あの、栗を・・・」
「まあどうもどうも、いらっしゃい」
とてもステキなご夫婦です。
さすが、こんな豪邸に住んでいらっしゃる上品さで、身分の違いを感じます。
奥様と旦那様、そう呼びたくなってしまいます。
奉公に来た娘(そんな年齢とっくに超えてますが)な気分です。
「もうこれで最後なんですよ」と小さなサイズの栗がふた袋に大きなサイズがひと袋。
今朝、拾ったばかりなんですって。
わー、本当に買えるんだ。
ツヤツヤです。
小さなサイズ、でも十分大きい。
大きなサイズは、大き過ぎない?って大きさで、1200円!高過ぎない?と諦めて、
私は小さなサイズ購入、500円。
真ん中サイズが一番人気ですぐになくなるんですって。
「栗ごはんも良いけど、昨日はカレーに入れてみたら美味しかったのよ、お薦めよ」
へええ、カレーは本当にその懐の広さよ、試してみよう。
「おう、栗の木、見て行って」と偶然来ていたという庭師さんが出てきてくれました。
ええっ、良いのかなあ、と思いましたが、
旦那様がお庭を案内してくれました。
今の栗は「大峰」ってので、早い時期にできる、少し小ぶりのもの。
来月の終わりには「利平」ができるですって!
栗に詳しいわけではないのですが、その名前は知っています。
「利平」栗は栗の王様、
あまり市場(しじょう)に出ない、上等ものだと聞くので、けっこう、興奮。
来月も来なくては!
さすがにイガも大きいです。

この緑が茶色くなって、ポロっと落ちたら、拾って、いただきます、栗。
子供だけじゃないんですね、栗拾い。

やっぱりイガはイガイガ。
こんな感触、久しぶりでやっぱり痛かった。
この広いお庭には、何本もの栗の木、蜜柑に柿に枇杷の木も。
枇杷は小学校にあって、放課後採って食べてたなあ、などと思い出したりして、
思わぬ今日の出会いに、温かくなりました。
「またいつでもおいで」
市場(いちば)の原点、ってこうゆうことでしょう。
作り手の顔が見えて、より美味しく有難く、たくさんの栗たち、どう食べようかしら。

というか、
栗の調理の仕方、わからんぞ。
でも絶対に栗ごはん、それから甘露煮なんて作ってみたいな。
なんて思いつつ、にやけつつ、
ほんの20分前よりも随分と足どり軽くミドリ号を走らせていると、
「ワッショイ、ワッショイ」

お神輿です。
秋なんですねえ。
朝市、いつから好きなの?
友人知人、ワッショイ仲間にも、聞かれます。
海も山も近くない、2番目の都会育ちで、
朝市は旅先のもの、
私には特別なもの、でした。
トーキョー、街歩き。
市場(いちば)ってのがたくさんある!
ええっ、無人の野菜販売所もある!
仕事柄、トーキョーにはよく来ていましたが、
行くところは渋谷やら新宿のいかにも大都会で、
それが私のトーキョーでした。
住むようになると、
確かに大都会ですが、緑もたくさんあって、
通うのとは違いますよね。
ひとり暮らしで料理もけっこうするので、
散策しつつ市(いち)冷やかしたり、
無人の野菜販売所で買い求めるようになりました。
無人販売、って、よく考えたら凄いですよねえ。
ロッカーのようにお金を入れて開けて出すのもあれば、
「お金、ココ」と小さな貯金箱と野菜や花たちが置かれているものもあります。
信用してんだなあ、ってのが、凄いし、なんだかほっこり嬉しくなります。
五日市街道、吉祥寺近くによく買いに行く無人販売所があり、
タマゴと苦くないサラダ向きのゴーヤがあるといいな、と向かう午後のミドリ号。
反対の道にこんなの、見えまして、

え、なんじゃ?ここは普通の(とは言ってもかなり豪邸)お家。
道路を渡って、近づいてみると・・・

こんなの出してるくらいだから、思い切ってお邪魔してみよう。

ミドリ号を押して入ります。
本当に広く手入れの行き届いたお庭、
いいのかしら、ドキドキと進んでいきます。
あ、納屋のようなところに人が。
「こんにちわ、あの、栗を・・・」
「まあどうもどうも、いらっしゃい」
とてもステキなご夫婦です。
さすが、こんな豪邸に住んでいらっしゃる上品さで、身分の違いを感じます。
奥様と旦那様、そう呼びたくなってしまいます。
奉公に来た娘(そんな年齢とっくに超えてますが)な気分です。
「もうこれで最後なんですよ」と小さなサイズの栗がふた袋に大きなサイズがひと袋。
今朝、拾ったばかりなんですって。
わー、本当に買えるんだ。
ツヤツヤです。
小さなサイズ、でも十分大きい。
大きなサイズは、大き過ぎない?って大きさで、1200円!高過ぎない?と諦めて、
私は小さなサイズ購入、500円。
真ん中サイズが一番人気ですぐになくなるんですって。
「栗ごはんも良いけど、昨日はカレーに入れてみたら美味しかったのよ、お薦めよ」
へええ、カレーは本当にその懐の広さよ、試してみよう。
「おう、栗の木、見て行って」と偶然来ていたという庭師さんが出てきてくれました。
ええっ、良いのかなあ、と思いましたが、
旦那様がお庭を案内してくれました。
今の栗は「大峰」ってので、早い時期にできる、少し小ぶりのもの。
来月の終わりには「利平」ができるですって!
栗に詳しいわけではないのですが、その名前は知っています。
「利平」栗は栗の王様、
あまり市場(しじょう)に出ない、上等ものだと聞くので、けっこう、興奮。
来月も来なくては!
さすがにイガも大きいです。

この緑が茶色くなって、ポロっと落ちたら、拾って、いただきます、栗。
子供だけじゃないんですね、栗拾い。

やっぱりイガはイガイガ。
こんな感触、久しぶりでやっぱり痛かった。
この広いお庭には、何本もの栗の木、蜜柑に柿に枇杷の木も。
枇杷は小学校にあって、放課後採って食べてたなあ、などと思い出したりして、
思わぬ今日の出会いに、温かくなりました。
「またいつでもおいで」
市場(いちば)の原点、ってこうゆうことでしょう。
作り手の顔が見えて、より美味しく有難く、たくさんの栗たち、どう食べようかしら。

というか、
栗の調理の仕方、わからんぞ。
でも絶対に栗ごはん、それから甘露煮なんて作ってみたいな。
なんて思いつつ、にやけつつ、
ほんの20分前よりも随分と足どり軽くミドリ号を走らせていると、
「ワッショイ、ワッショイ」

お神輿です。
秋なんですねえ。
それに素敵な出会いもあったみたいだし。
私も朝市、というものに行ってみようかな、という気持ちになりました。