いつも、通勤は一駅分ウォーキングしている。
一駅だけ地下鉄に乗るのに、人の渋滞はすごいわ、満員電車で暑苦しいわ、階段の上り下りは面倒だわ。

15分くらいしか違わないのなら、涼しい顔して歩いた方が、全然マシ。

そんなワケで、渋谷から南青山まで20分以上は歩くのだけど、その道すがらにあって
気になっていたお蕎麦屋さんがある。

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とってーも小さな入口、暖簾には何も書かれていないから、最初は 「お店?」 と思ったものだ。
でも、営業時間になると、ちゃんとこうして道端に店名が置かれる。

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暖簾をくぐって、ちょっと足場の悪い階段を下りていくと、
ガラスの入口の目の前には、女性の打手がちょうど目の前で作業をしている。


店内は間接照明が効いて、淡いモダンな雰囲気。
そんなに広くはなく、カウンター4席と、奥にもテーブルがいくつかある。

カウンターに腰掛ると、そこも間接照明がうまく使われていて、「青山らしい」雰囲気。


蕎麦のメニューは、けっこう種類がある。
酒肴も何種類かあるし、日本酒は8種類ほど。

石鎚とか手取川とかがあるけど・・・「※おすすめ」と書かれている 川新(800円) を熱燗にしてもらう。

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日本酒用に小さなお盆で出してくれるのだけど、これがまた良い感じ。
徳利も、手にしっくりきて、なんか落ち着くなぁ。

川新は秋田のお酒とのこと。
キレの良い、蕎麦屋によくあるタイプ!?


おつまみは、おなかに溜まる系からちょびちょび系まで、いろいろ。
その中から、珍味3種盛り(800円) をお願い。

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日替わりらしく、この日は 蕗みそ 塩うに 伽羅蕗 とのこと。
うーん、ヤバイ。
かなりの塩気で、塩うにに至っては、お箸の先にチョビっとつけるだけで、お酒がクイクイ行ってしまう。


もう一本行くかな~どうしようかな~、と悩んでメニューを見直した際、
黒く塗りつぶされている銘柄を、目をこらしてみてみた。

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あら。
奥播磨 山廃純米 ではないですか。

もう一つ塗りつぶされていたのは 竹鶴 純米酒 ですか!

幸か不幸か、切らしているのならしょうがない・・・。
「この一本でガマンしよう」 と、欲望が吹っ切れたのであった。


お蕎麦は、枚数限定と書かれている 田舎せいろ が食べたい!
と、注文したのだけど、この日は既に終了~(涙)。

またも振られて せいろ(800円) をお願い。

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照明が暗くて色がハッキリと判断はできないけど、ほんのり色がついていて、粒々したものもある。
もう新蕎麦の季節だからかな、漂ってくる香りが、とっても良い感じ。

見た目は細いから繊細な蕎麦なのかなーと思ったけど、そうでもない。
しっかりとした繋がりで腰もあるし、ちょっと辛めのおつゆにもよく合うんじゃないかなーと思う。


ちなみに、自分の胃にはピッタリの量だけど、男性にとっては、ちょっと少ないかも?!
まぁ、お値段と量のバランスは、やっぱり青山価格。

今度行くときは、同僚を連れて出汁巻き玉子を頼んでみようっと。
関西風と関東風と二つあったから(笑)。


[お店情報]
アクセス:渋谷から徒歩8分/表参道から徒歩10分
住所:渋谷区渋谷1-1-3三河屋青山ビルB1F
TEL:03-3499-7141
営業時間:11:30~14:30/17:00~21:30LO
定休日:日・祝

[飲めるお酒]
一ノ蔵
石鎚
手取川

竹鶴や奥播磨も今後も入るのかなぁ。
またチェックしにいきたい。