自分は果物狩りが大好きだったりする。

狩りに行くついでに温泉宿にゆっくり泊まりながら・・・という贅沢もたまにやるけど、
恒例なのは、甲府駅近くにある一人一泊2250円のやっす~いビジネスホテルを取り
(泊まるだけだからいいんだもん)
1日目はワイナリーや500円で入れる温泉などを楽しみ、
2日目の午前中に果物を堪能して、中央道が混まないうちに帰る、というパターン。

この中でもメインの果物狩りに匹敵するくらい重要なのは、1日目の夜のグルメ。

いつもは、これまた恒例の、甲府駅近くの まるはち という焼鳥屋さん。
ここが、なんてことない外見の年季の入った焼鳥屋さんなのだけど
若鳥の正肉が本当に旨い!そして安い!さらに、おかみさんが、チャキチャキでい~~い方なのだ。

・・・が、日本酒は。まぁ、突っ込まない方が良いだろう。


なので、たまには日本酒が美味しく飲めそうな近くのお店に行きたいなぁ~、と思い
この辺りに詳しい takezoさん に伺った。
(takezoさん、ありがとうございます!)
幾つか教えていただいたのだけど、そんな中でも、駅から近くて気になったのが

まどか


初めて行くし、ネットでもほとんど情報は無いので、
「イチゲンさんでも大丈夫かな? やたらと高い所だったらどうしよう?!」  と、少々不安。
お店に着くと、淡い光がなんとなくいい感じ、そしてこぢんまりとしてそう。

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しかも、看板のキャッチは 旨い魚と酒の肴 。

酒の肴=魚と書かれては、これはお酒にも拘っている良いお店に違いない!!

お店に入ってみると、一番乗り。(ちなみに18時)
綺麗な内装、間接照明、もちろん和風なんだけど、直線的なラインがモダンな感じ。
カウンターは小さく6席くらい、 小上がりのテーブルが4つくらいの、こぢんまりしたお店だ。

東京ではよくありそうな感じだけど、
それでも小さな店内のワキに積み上げられている「○○水産」と書かれた発砲スチロールと
高い位置に置かれて野球中継を流しているTVが、これまたミスマッチ、だけどそれがイイ。

この日の、巨人VS横浜 を見たいという連れに合わせて、TVが見える小あがりに座る。
ドリンクメニューを見ると、生ビールは夏しか置いていないらしい。
瓶ビールを頼むと、すぐにお通しを出してくれた。

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サーモンの南蛮漬け(多分)、 蛸と味の染み込んだ大根、 何かの魚の皮の湯引き
そんな3品、これだけでお酒が進みそう。

でもメニューが本当にお魚で充実している。
お刺身だけでも14種類ほど、調理したお魚の肴もたくさん!

うわ~、コレは迷う!どれにしよう~?と思っていると、
若い店主が元気よく 「さぁ、魚はどんな感じにしましょ?」と言ってテーブルに寄ってきてくれた。

これは、いろいろワガママを言ってもいいパターンだ!


「メニューにある1500円くらいの刺し盛りがいいんですが、好きなの盛ってもらえます?」

??ええ!ある程度ワガママききますよ~。

「んー、では活き蛸サヨリが欲しいかなぁ。
 あと殻付きホタテ・・・あ、でも単品で一個590円だし、コレ入れると高くなりますか?」

??ホタテは本日サービスメニューですから、なんとか適当に他で調整しますよ。

「おおお!んじゃそれで!!」


・・・こう言ったら普通は、「活き蛸・さより・ホタテ」 だけの刺し盛りだと思いませんか??


ところが・・・

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どーん!!

写真で見ると何だか小さい気がするのですが、気のせいです!気のせい!
お皿がデカすぎるのです!

あの3品だけかと思ったら、甘えび、うに、サーモンまで!!
しかも甘えび以外は2切れ以上あったりする。

すごいすごい!しかもうまーい!
山梨といえば「海がない県」なのに、どこで仕入れているのか・・・
でも魚の鮮度といい歯ごたえといい、拘っている事がうかがえる。


さて、瓶ビールは小さなグラス一杯だけいただき、後は連れに預けて次ぎは日本酒へ。

メニューを見ると
楯野川 獺祭 仙亀かるくいっぱい(冬季限定) 真澄 などなど6種類ほど。
 
でも、さっきのお料理注文然り、店主に聞いてみるのが一番かもしれない、と思い呼んでみた。
すると、「香り高いお酒を左側から置きますね」
とメニューに載っていないお酒も含め、ずらずら・・・っと6つほどテーブルに並べてくれたのだ。

香り高い方には「くどき上手」、逆には「真澄」だっただろうか。

その中間にあった、 惣邑 を頂くことにした。
しかし、びっくりしたのは、その量。

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なみなみ片口に入れてくれて、ゆうに1.5合以上はありそうなのに600円代!
最初は 「まぁ1合あれば、いいかな」 なんて思っていました・・・ごめんなさい。

これにビックリしていたのに、さらに どどーん!!

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先ほど、刺し盛りにした ホタテのヒモと肝 そして 甘えびの頭の素揚げ 。
ここまで、余すこと無く出してくれるとは・・・店主、相当肴にもこだわっているなぁ。
そんな姿勢に、余計に嬉しくなってしまう。

他には、出汁巻き玉子 や タラの芽天ぷら そして 焼きイカ生姜醤油 などを頂いた。

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どれもこれも、とっても美味しかった~。
特にイカの肉厚なこと!

タラの芽天ぷらも、次ぎのお酒の良いつまみとなった。
店主に、「惣邑よりも香りが無いモノがいいです」 と聞いてみたところ、真澄と麓井を出してくれた。

結局、麓井 をいただくことに。

それもやっぱり、「瓶に残るのも少しだから」 と、
瓶が空になるまで、片口に溢れんばかりに注いでくれた。

本当に見事にギリギリ。
片口に口でお迎えに行くのは初めてだ(笑)。


冷たい麓井は、口あたりも滑らかで香りも控えめ。
食べ物の邪魔はしなくらいの旨味が、ほどよい満足感を与えてくれる。

翌日は早朝イチゴ狩りに行くため、この日はお酒を控えめにしたのだけど、
それでも充分満足!


それにしても、最後の最後まで、お客さんは我々だけだった。
良いお店だけど、場所柄なんだろうか。
でも、「大丈夫なのかなぁ?」と心配になってしまう。


しかも、お会計でキツネにつままれたように、さらに心配。

だってこの内容なのに、7,000円でおつりが来ちゃって、ホントにいいの?!


[お店情報]
アクセス:甲府駅北口から徒歩2分
住所:甲府市北口2丁目5-14
TEL:055-253-8155

[飲めるお酒]
麓井
真澄
楯野川
などなど、たまにお酒は入れ代わるらしい