毎年恒例の大阪出張。
前日入りして、夜は社員のメンバーと前夜祭(=飲み会)があるのだけど
大人数が入る大箱の居酒屋といったら、もうソコソコのチェーン店しかないワケで・・・

出張に行く際には、いつも「美味しいもの食べてきなねー」なんて言われるけど
そんなチェーン店で美味しいものなんて出会えることもほとんどない(涙)。


ところが、
「やっと落ち着いたし、代休でも使って大阪で一日ゆっくり遊ぶのもアリじゃない?」と先輩。

速攻! 代休をとる私。

そして、速攻! 大阪の日本酒仲間(といっても大先輩)にご連絡。
美味しい日本酒を飲めるお店に行きたいです!と。


というワケで、その日は東京へ戻る社員のメンバーを大阪駅で見送り、
一人残った私を連れていってくださったのは、

谷町にある 蔵朱 クラッシュ と読む)。

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このお店も、日本酒好きが集まり、全てのお酒をお燗につけてくれるという。
聞くだけでも、なんとも素敵なお店ではないか。


お店に入った瞬間、何だか・・・何だか・・・
「大阪!」って感じがしたのは私だけ?!

関西コテコテというイメージじゃなくて、落ち着いた雰囲気なんだけども
いつものトーキョーとは違う感じがして、またイイ。

・・・と思っていたら、そういえば BGMが落語だ。
だから、まった~りした雰囲気でも関西らしさを感じたのかしらん。


カウンターの上には大皿に料理と、お野菜が乗っている。
野菜の産地までちゃんと書かれているから立派!

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ここではお野菜がとっても美味しいらしい。
連れていってくれた先輩は、お酒の話というより、野菜の話でマスターと盛り上がるのが多いとか。

この日も“加賀れんこん”と“浪速れんこん”の二種類があり、
「利きれんこん、なんてものできるよ。」と仰っていた。

さてさて、そんなマスターはどんな方かな?
と、八百屋のおっちゃんを想像してはいけません。

なかなかガッシリした体格の若いマスターで、髪型がオシャレ。
特徴的なゴールドカラーの坊主頭がなかなかお似合い。
優しい雰囲気で声も高いけど、そのギャップがまた良かったりして。


さて、ここではビールの取り揃えもベルギービールに力を入れているみたい。

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外には見た事も無い、Duvel のでっかい瓶が置いてあったりしてビックリした。
とはいっても、エビス生ビールの小にしてしまったけど。


お料理は、ものすごーく迷ってしまうくらいメニューが揃っている。
でも、どれも野菜が主役になりそうなものばかりで、体に嬉しい。

最初に頼んだお料理は、 ロール白菜 酢豚

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ロールキャベツならぬ白菜はとろみがいい味付けだし、酢豚は普通のとはちょっと違う味わい。
中華というより和のような仕上がりなのは、素材がレンコンや人参が主役だからだろうか。
それにあわせてか、味付けも和のような。


さて、ビールも終わりがけになり、何にしようかと日本酒のメニューを見ると、
100ml 150ml 一合 と3サイズあって、
ちゃんと 100mlから全てお燗につけます と書かれている。

2人だと150mlがぴったりだろう、と、 殻良都 山廃純米 からスタート。

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以前、やぶ久 というお蕎麦屋さんで飲んだ事があるのだけど、この時は知らずに冷酒で飲んでしまったので、もう一度お燗で飲んでみたかった。

やっぱりお燗で飲むべきお酒だ。
温度の設定も注文できるけど、そこはマスターにお任せで45度(だったと思う)。
山廃らしいキレがいい感じだ。


ちなみにチェイサーは、カップ酒の空き瓶に入れてくれる。

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もちろんお猪口も、たくさんあるカゴの中から好きなのを選べるし、
こういった、ちょっとした気配りが嬉しかったりして。


続いて 天遊林 特別純米酒 2000年度醸造 のもの。

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もっと熟成感があるかな、と思ったのだけど、
もしかしてこれは、もっと寝かせれば美味しく変化するのかも?!


この後は、トーキョーではなかなか見られないラインナップをざざっと飲んでみた。

遊穂 無ろ過生原酒 大手門 純米吟醸荒走り 花山亭 山廃純米酒

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まぁ、「なかなか見られない」といいつつ、トーキョーのどこかにもあるかもしれないけど
自分は初めていただくお酒ばかり。

中でも大手門のお燗は、荒走りなのに、フレッシュ感もありつつお米のふくよかさが感じられて
ほ~っとしてしまう心地よさ。

・・・と思っていたら、大手門は 杜の蔵 を造っている蔵元さんと同じだったのね。

知らない銘柄が沢山あるけど、同じ蔵元さん、というのが分かったりすると、また面白い。


ちなみにお酒は、無ろ過生原酒でも何でも、全てお燗でお願い。
温度もマスターにお任せだけど、ちょうど良い感じにつけてくれるのだ。

お客さんと一緒に蔵元さんへ行ったりと、活動的だし
きっと、自分の所にそろえるお酒については、しっかり研究しているんだろう。
しかも、料理の素材にまで拘っているのだから、ステキ。

つまみに頼んだ牛蒡。

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これも、ぶっとい、歯ごたえのある牛蒡だ~。
揚げてあるのだけど、まだまだしゃきしゃき感が残っていて
塩加減も、酒の肴にぴったりなイイ塩梅。


お酒も、 鷹長波の音 も、いい感じでいただく。

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この頃には、いい気分で先輩とのお話も大盛り上がり。
お酒のことに詳しい人と日本酒について教えてもらいながら飲むのも楽しいものだ。

鷹長は、以前飲んだ
菩提もと というのがインパクトがあり、なかなか酸の効いたお酒だなぁ、と思っていたのだけど
これは普通の純米だから酸っぱくないだろう、と予想。

が、やっぱりお燗につけたては、ちょっと酸が立っている。
燗冷ましはなかなか良い感じに落ち着いてきたのだけど、どこかで飲んだお酒だなぁ~と思っていたら
「風の森 と同じ蔵元だよ。」と先輩。

なるほど~。納得!!(って、初めて知った自分・・・)
やっぱり同じ蔵元で造られるお酒は、銘柄は違えど、特徴は同じように現れるんだなぁ。


最後の一本は 真人 生もと純米

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味わいは・・・もうこの頃になると、
まんさくの花 と同じ蔵元のお酒なのに、これは印象が違うな~」 くらいしか覚えておりません・・・。


撮り損ねた 七本鎗 常きげん を合わせると、10種類 も飲んだこの日。
(7~8種類じゃありませんでしたよ、先輩)

でも、じっくり時間をかけて飲んだので、全然酔っぱらわず、い~感じだ。


蔵朱には、やっぱり日本酒好きが集まってくるのか、
この日もずいぶんと詳しいお客さんが最後までいらっしゃった。

マスターともよく喋っているし、帰り際にお喋りした時も、「仲間がいた!」かのように
楽しそうに話し掛けてくる。


日本全国、やっぱりこういう日本酒好きというのはいるんだなぁ、と大阪で実感。


大阪には知り合いも少ないし、
ましてや日本酒が飲めるお店を探そうと思っても全然わからなかったけど
これは良いお店を教えていただいたかも!


[お店情報]
アクセス:堺筋線・中央線 堺筋本町駅 ?・?出口 から徒歩7分
谷町線・中央線 谷町4丁目駅 ?出口 から徒歩約7分
住所:大阪市中央区南新町2?3?1 スタークィーンビル2階
電話:06-6944-5377
定休日: 日・祝日
営業時間:11:30~14:00/17:00~24:00
お店のURL:http://crush.or.tv/


[飲めるお酒]
ベルギービールやエビス生ビール
日本酒は、上記以外にも
店主のblogで見られます。