師走だ!忙しいわ! と、なんだかんだ言いながら、時間を無理矢理作って飲みに行ってしまう私。
もう16時ぐらいになると「夜飲みに行く事」を考えて、猛烈に仕事に集中!!

不純な動機だけど、仕事に集中できることはいいのだ。良いことなのだ。無問題なのだ!!


この日も、慌ただしく仕事を片付け、おまた へ。

いつも以上のドタバタで、さすがに 5時更新HPメニュー のチェックもできなかったため
何があるか楽しみに向かう。

お造りは すみ烏賊、平目、水蛸、平貝 だ。 鯖の薫製 も良いおつまみになりそう。

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平目のエンガワがコリコリ。
烏賊のお刺身は、最近は醤油をつけて食べない。
美味しいものは、そのまま食べて、烏賊本来の甘みを楽しみたい。


そして、お酒のメニューを見て改めて気付いた。
新酒が沢山入っている!

寒い中、お燗で温まるのもいいけど、新酒も楽しめる時期が来た来た!
何から飲もう?!
もー全部飲みたい!

と、はしゃいでいると、マスターが 「今年の新酒は全般的に大人しいんですよ~。」と仰った。

お連れさんが最初に飲んだ 繁桝 の新酒をちょっと頂くと、確かに大人しい。
若くてピチピチした感じがなく、ぱっとしない。印象にも・・・残念ながら残ってない。
どうしてなんでしょう。


自分は 鳳凰美田 純米吟醸無ろ過 の 新酒 から。

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大人しいのかなぁ、と飲んでみると・・・これはウマーイ!!
新酒っぽいフレッシュ感はあるのだけど、味のノリというか口の中での膨らみが旨い。
吟醸らしい香りは、全然イヤらしくなく、良い感じに余韻が残る。

不思議と、鯖の薫製が合ったりした。
これは今年度の鳳凰美田も期待ができそうだな~、と思う。


続いて 赤野 安芸虎 の新酒を。

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土佐らしく、キリっとした味わいの中にフレッシュさがある・・・けど、やっぱり大人しい?
食中酒としては良いかもしれないけど、まだ何かが足りない感じ。
鳳凰美田の後に飲んじゃったからかなぁ。。


それなら、これはどうか。 飛露喜 初しぼり 特別純米かすみざけ

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既に飲まれた色んな方々のコメントで、かなり高評価だったため、ずっと気になっていた。

香りは鳳凰美田に比べるとあまり感じない。
でも、口に含むと最初は穏やかで、直後に 「むむ~!」と唸ってしまうような上品な旨味が広がる。

華やかさとか元気よさを求めて飲んでしまうと、
確かに「大人しい」という印象になってしまうのかもしれないけど
ただ大人しいだけでなく、風格あるというか。「なんだか大人になったね、ヒロキくん」といった感じ。


他にも新酒を飲みたかったけど、この辺りでお燗へ移行。
最近マスターは、お燗を頼むと 漆塗り のお猪口を出してくれる。

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陶器などの普通のお猪口よりも、漆の方が味わいが滑らかになるんだとか。

そんなに変るもんなの?と、最初は疑っていたけど、飲み比べてみれば一目瞭然!
ぜんっぜん違うから不思議。

少し舌に残るざらざら感なんかも、漆塗りのお猪口で飲むと、さらりと喉へ入っていくのだ。
しかも旨味もプラスされる様に感じる(・・・気がするだけ?)。


さて、忘年会の時期だからか、最初は満席で慌しかった店内も落ち着いて
ようやくマスターと弟さんと話をする余裕が出てきた。

やっぱりここでは、お店の人とお喋りするのが楽しい。

「今週末、佐賀へ日本酒飲みに行ってくるんですよ! 蔵も巡れるかなぁ!(はあと)」
と言うと、スゴイネ~~。 と “呆れ顔” で言うマスター。

会話も弾み、すっかりいい気分になってしまった。

最後には、お土産に美味しいみかんまでいただいた。
「壁にぶつけると、甘くなるんですよ」とか言いながら、本当に壁にぶつけていた酔っぱらい(自分)。
ご迷惑をおかけしました・・・。



[過去の おまた エントリ]
・2005/11/10 おまた (池袋) で お燗用 九平次?!
・2005/09/29 おまた (池袋) で 楯野川 山田錦
・2005/09/04 おまた (池袋) で山形正宗
・2005/07/17 おまた (池袋) で父と飲み交わす
・2005/06/05 おまた (池袋) 再び
・2005/04/26 酒・肴 おまた (池袋)


[お店情報]
最寄駅:池袋駅から徒歩5分ほど
住所:豊島区西池袋1-7-8 関ビル1F
TEL:03-3986-7770
定休日:日祝(土曜は夜のみ)
営業時間:ランチ・・・11:30~13:30(ランチは限定30食だとか!)
      夜・・・・・・17:30~23:00(ラストオーダー22:30)
お店のURL:http://www.amy.hi-ho.ne.jp/omata/index.html


[飲めるお酒]
冷酒からお燗まで・・・いろいろ時期に寄って変わります。
お店のHPもご参考まで。