今年のゴールデンウィーク、日祝でもやっている都内の居酒屋がある、と
こちらの記事 で紹介されてからマークしていたお店がある。
件 とかいて くだん と読む。
しかも、学芸大学といえば、大学時代に住んでいた所。
住みやすくて、とっても大好きな街だった。
私が住んでいた頃はなかった 件 は、2004年にOPENしたんだとか。
日本酒揃えの良いお店が出来たのなら、久々に学芸大学の様子も見たいし行ってみなければ!
と、さっそくお店に日曜日の予約電話を。
すると、電話口に出たのは店長だろうか、
「すみません・・・今週の日曜は蔵元を囲む会がありまして、貸切なんです」
あらら。気を取り直して、ではその次の日曜日は?
「あ~、翌週の日曜は月1の私の休暇でして、臥龍梅の蔵元まで行ってくるんです」
残念だけど、なんとも日本酒好みの興味を引くお店ではないか!
こうなったら、イベントが多そうな日曜はやめ、平日にリベンジだ。
それから約一ヵ月後、学芸大学に久々に降りたった。
あまり変わってない町並みに、懐かしさを感じる。
「あー、この本屋でいつもフロムAを立ち読みしてたな~」などと感傷に浸りつつ歩いて
たった3分ほどでお店についた。

お店はカウンターとテーブル席5つほど、そんなに広くない。
私はカウンターの一番端に座ったがすぐ右に冷蔵庫が。ベストポジションだ。
と、目に入ってきたのは、ずらーーっと並べられた 隆 ではないか!!!

熱海での事件 を思い出す。
まさかこんな所で、しかもまだ隆の瓶を割ったショックが覚めやらぬ間に再会するとは・・・。
こうなったら、隆にもリベンジである。
鼻をフンフン言わせながら 隆 美山錦 生酒 を注文。
しかし残念ながら、美山錦も山田錦も火入れしか残っていないとのこと。
が、代わりに 「いま一番ノッてますよ」 と、店長らしき坊主頭の若いお兄さんが薦めてくれたのが
隆 足柄若水 純米吟醸 生

これは、隆を全部試飲させてくれる「かのや酒店」でも試飲しなかったお酒だ。
飲んでみると、「んっ・・あれっ?」と、思わず口に出てしまった。
意外にとってもウマくてびっくり。
香りも良い具合だし、旨味もしっかり感じるし、でも柔らかい。
もしかしたら、以前試飲した美山錦や山田錦よりおいしいかも。
若水とは有機栽培で作られた酒米らしい。
あまり今まで注目していなかった酒米なだけに、とっても私好みで美味しくてびっくり!
合わせて頼んだ料理は 刺身こんにゃく。

うまい!ツルン食べると、とっても体が浄化される気がする。
でも、この刺身コンニャクの味と舌触り・・・どっかで食べたことあるな~
と、思っていたら、ここの店長、三軒茶屋の赤鬼で修行したんだとか。
ナルホド。これはステキお店の予感。
お刺身は盛り合わせを注文。

すると、お刺身と一緒に 岩塩が出てきた。 しかも丸ごと。

これはタコ刺し用の塩とのこと。
ガリゴリ削ると、とっても細かーく削れる。塩というより、パウダーみたい。
レモンをかけて、この塩をちょんちょんと付けて食べる。
うまーーい!
塩がタコの甘みをとっても引き出してくれる。
なんて粋な食べ方だ。
店長のこだわりが、こういう所に垣間見えて、嬉しい。
ほかにも、甘エビ、〆サバ、初カツオ、カンパチ、アジ・・・(もっとあった気がする)
〆サバはそんなにしめすぎず、脂の乗りがいい感じに味わえる。
その他に飲んだお酒の中で気に入ったのが 川中島 幻舞 無濾過生原酒斗壜囲い

長野のお酒で、杜氏も女性だとか。
どんな女性なんだろう~と想像しながら、頂く。
初めて飲んでみたが、香り高くて、とっても濃い感じ。なのに柔らかい。
濃い繋がりで、もう一つ 賀茂金秀 特別純米こいおまち 無濾過生原酒

「こいおまち」というお米で作られているが、
この味・この香り、私にはどうしても「濃い雄町」というイメージが。
ふわ~んと漂ってくる香りは雄町、でも飲んでみると意外と甘くなくて、どっしり感がある。
香りをかいだ時は、「やば・・・お刺身と一緒だときついかな」と思ったが、
意外にも食中酒としてもイケる。
そんなこんなで連れと日本酒の話をしていると、店長が気さくに話しかけてきてくれる。
色々な酒蔵に行った写真のアルバムなんかも見せてくれた。
アルバムを作っているあたり、赤鬼の店長を思い出す。赤鬼でもアルバムを見せてくれるのだ。

「この3冊がアルバムですから、ご自由にどうぞ」と、言われ顔を上げると
目の前には、いかにも日本酒好きが読みそうな本が置かれている。
右の3冊が酒蔵訪問のアルバム。
やっぱり、ここでも店主の日本酒への探究心が伺える。
この日はお店がとっても忙しそうだったのでなかなか話せなかったが
この店長ともっと沢山お話がしたいな、と思った。
件、とってもいいお店を見つけられた。
2回断られたリベンジもできたし
隆にもリベンジできたし。
満足満足、これで先週の隆を割ったショックも、どこかへ飛んで行ってしまった。
げんきんなもんだ。
[お店情報]
最寄駅:学芸大学から徒歩3分
住所:東京都目黒区鷹番3-7-4 関口ビル1F
TEL: 03-3794-6007
営業時間:17時~23時
定休日:月(日は不定期に月1度)
[飲めるお酒]
隆 各種
根知男山
臥龍梅
飛露喜
山形正宗
醸し人九平次 などなど・・・
十四代 本丸もあった。
こちらの記事 で紹介されてからマークしていたお店がある。
件 とかいて くだん と読む。
しかも、学芸大学といえば、大学時代に住んでいた所。
住みやすくて、とっても大好きな街だった。
私が住んでいた頃はなかった 件 は、2004年にOPENしたんだとか。
日本酒揃えの良いお店が出来たのなら、久々に学芸大学の様子も見たいし行ってみなければ!
と、さっそくお店に日曜日の予約電話を。
すると、電話口に出たのは店長だろうか、
「すみません・・・今週の日曜は蔵元を囲む会がありまして、貸切なんです」
あらら。気を取り直して、ではその次の日曜日は?
「あ~、翌週の日曜は月1の私の休暇でして、臥龍梅の蔵元まで行ってくるんです」
残念だけど、なんとも日本酒好みの興味を引くお店ではないか!
こうなったら、イベントが多そうな日曜はやめ、平日にリベンジだ。
それから約一ヵ月後、学芸大学に久々に降りたった。
あまり変わってない町並みに、懐かしさを感じる。
「あー、この本屋でいつもフロムAを立ち読みしてたな~」などと感傷に浸りつつ歩いて
たった3分ほどでお店についた。

お店はカウンターとテーブル席5つほど、そんなに広くない。
私はカウンターの一番端に座ったがすぐ右に冷蔵庫が。ベストポジションだ。
と、目に入ってきたのは、ずらーーっと並べられた 隆 ではないか!!!

熱海での事件 を思い出す。
まさかこんな所で、しかもまだ隆の瓶を割ったショックが覚めやらぬ間に再会するとは・・・。
こうなったら、隆にもリベンジである。
鼻をフンフン言わせながら 隆 美山錦 生酒 を注文。
しかし残念ながら、美山錦も山田錦も火入れしか残っていないとのこと。
が、代わりに 「いま一番ノッてますよ」 と、店長らしき坊主頭の若いお兄さんが薦めてくれたのが
隆 足柄若水 純米吟醸 生

これは、隆を全部試飲させてくれる「かのや酒店」でも試飲しなかったお酒だ。
飲んでみると、「んっ・・あれっ?」と、思わず口に出てしまった。
意外にとってもウマくてびっくり。
香りも良い具合だし、旨味もしっかり感じるし、でも柔らかい。
もしかしたら、以前試飲した美山錦や山田錦よりおいしいかも。
若水とは有機栽培で作られた酒米らしい。
あまり今まで注目していなかった酒米なだけに、とっても私好みで美味しくてびっくり!
合わせて頼んだ料理は 刺身こんにゃく。

うまい!ツルン食べると、とっても体が浄化される気がする。
でも、この刺身コンニャクの味と舌触り・・・どっかで食べたことあるな~
と、思っていたら、ここの店長、三軒茶屋の赤鬼で修行したんだとか。
ナルホド。これはステキお店の予感。
お刺身は盛り合わせを注文。

すると、お刺身と一緒に 岩塩が出てきた。 しかも丸ごと。

これはタコ刺し用の塩とのこと。
ガリゴリ削ると、とっても細かーく削れる。塩というより、パウダーみたい。
レモンをかけて、この塩をちょんちょんと付けて食べる。
うまーーい!
塩がタコの甘みをとっても引き出してくれる。
なんて粋な食べ方だ。
店長のこだわりが、こういう所に垣間見えて、嬉しい。
ほかにも、甘エビ、〆サバ、初カツオ、カンパチ、アジ・・・(もっとあった気がする)
〆サバはそんなにしめすぎず、脂の乗りがいい感じに味わえる。
その他に飲んだお酒の中で気に入ったのが 川中島 幻舞 無濾過生原酒斗壜囲い

長野のお酒で、杜氏も女性だとか。
どんな女性なんだろう~と想像しながら、頂く。
初めて飲んでみたが、香り高くて、とっても濃い感じ。なのに柔らかい。
濃い繋がりで、もう一つ 賀茂金秀 特別純米こいおまち 無濾過生原酒

「こいおまち」というお米で作られているが、
この味・この香り、私にはどうしても「濃い雄町」というイメージが。
ふわ~んと漂ってくる香りは雄町、でも飲んでみると意外と甘くなくて、どっしり感がある。
香りをかいだ時は、「やば・・・お刺身と一緒だときついかな」と思ったが、
意外にも食中酒としてもイケる。
そんなこんなで連れと日本酒の話をしていると、店長が気さくに話しかけてきてくれる。
色々な酒蔵に行った写真のアルバムなんかも見せてくれた。
アルバムを作っているあたり、赤鬼の店長を思い出す。赤鬼でもアルバムを見せてくれるのだ。

「この3冊がアルバムですから、ご自由にどうぞ」と、言われ顔を上げると
目の前には、いかにも日本酒好きが読みそうな本が置かれている。
右の3冊が酒蔵訪問のアルバム。
やっぱり、ここでも店主の日本酒への探究心が伺える。
この日はお店がとっても忙しそうだったのでなかなか話せなかったが
この店長ともっと沢山お話がしたいな、と思った。
件、とってもいいお店を見つけられた。
2回断られたリベンジもできたし
隆にもリベンジできたし。
満足満足、これで先週の隆を割ったショックも、どこかへ飛んで行ってしまった。
げんきんなもんだ。
[お店情報]
最寄駅:学芸大学から徒歩3分
住所:東京都目黒区鷹番3-7-4 関口ビル1F
TEL: 03-3794-6007
営業時間:17時~23時
定休日:月(日は不定期に月1度)
[飲めるお酒]
隆 各種
根知男山
臥龍梅
飛露喜
山形正宗
醸し人九平次 などなど・・・
十四代 本丸もあった。
似たようなラベルでうれしくてトラバさせてもらおうと試みたのですが、何故か、できなかったようです。残念・・・。
お暇があったら、覗いてみてください。
<a href="http://blog.drecom.jp/hannari/archive/994" rel="nofollow"><a href="http://blog.drecom.jp/hannari/archive/994" rel="nofollow"><a href="http://blog.drecom.jp/hannari/archive/994" rel="nofollow">http://blog.drecom.jp/hannari/archive/994</a></a></a>
最近は、どこも「お塩」に凝ってはりますよね。
ただ、ちょっと気になってしまうのは、このお塩の塊、また、次のお客さんに出さはるんでしょうか?
これで捨ててしまえばコストかかりすぎやけど、他のテーブルからひいた物を出されるのは・・・ちょっと・・・(。。;
全体的に削って、衛生的にきれいにしてから出すのでしょうか?
何故か、それが気になって仕方がない私でした。(爆)