残業中に店長から「出品酒入ったよ。」と連絡があった。
次の日に仕事を回してもいいのだが、何となく進まない。
「今日もとことん残業DAYか～。 こんな時に店長から『美味しいもの入荷メール』 来たら諦めつくのに。」
と思っていた時だっただけに 即決 ！
以心伝心か？！ いつもナイスタイミングでメールをくれる店長。
冒頭の写真は、夜になると活気付く田町の飲み屋街。
昼間も大量のサラリーマンがいるのだが、夜に見かける彼らはとっても元気良い。
そんなサラリーマンで賑わう三田の飲み屋街のはずれの方に さくら はある。
今まで何度か書いてきたが、さくらは看板が無い。
１Fで店長のお母ちゃんがやっているあいあいという鉄板焼屋さんの右脇の階段を
ワクワクしながら上がる。
階段上の扉を開けると さくらワールド が広がっているのだ。
しかし、その扉の先は、もうほとんど常連さんしか入れないような所。
もしくは噂を聞きつけたり、最近は私の駄ブログを見てくださった方がチラホラいらっしゃるらしい。
そのようなワケもあって、さくらネタをちょっと更新してみたくなった。
この日も店長が 「おう、おかえり。今日は早いじゃん。」 と迎えてくれた。
ついつい 「ただいまデス。」 と返事してしまう。
ホントに店長は若いのにしっかりしている。（なんて小僧の私が言うのも失礼だが・・・）
20代の人から年配の方まで、みんなに シンちゃん と慕われている。
さくらにはメニューが無い。お酒のも料理のも一切無い。
逆にいうと、アレコレ悩まなくても座っているだけで、店長がその日に入った美味しいものを出してくれる。
出す日本酒の順番と、それに合う料理を、一つ一つ考えながら。
それが店長のスタイル。
お客さんをいかに喜ばせて、そしていかに自分も楽しむか(笑)、を常に考えているようだ。
この日は出品酒がたくさん入ったらしい。
富士錦 大吟醸
早瀬浦 特選大吟醸
手取川 大吟醸
酔鯨 大吟醸 ４０％ 高知酵母
どれもこれも、さすが出品酒。
香りがすご～い。旨味もすご～い。
最近「南国の濃いフルーツのようなトロピカルな味わい」という言葉を覚えたが、
それを何倍にもしたような感じ。
（・・・余計分かりづらい？）
手取川なんて飲んだ瞬間「あまっ！」と言ってしまった。
でも一番好みだったのは、早瀬浦。
他の出品酒とは違って、華やかな匂いも甘さも、どっちかというと控えめだけど、それがウマイ！！
ちなみにさくらは、基本的に店長一人で切り盛りしているが
週２，３でアルバイトの ナオちゃん が手伝っている。
このナオちゃんが、とってもとってもとっても美しいのだ。 もちろん仕事もしっかりやる。
余計な虫がつくので、美しいナオちゃんの写真は載せません(笑)。
物腰柔らかで、それでいてサラっと結構マトを突いた事を言う。
私はお姉ちゃんとして慕っているが、ナオちゃん目当てで来るお客さんもいたりして。
一緒に飲める場合は、もれなく「別チャージ」が付くのでご注意を・・・・・（ウソ）
そして、１Fのお母ちゃんのお店を手伝って鉄板焼きを担当しているのが、店長の弟 ユタカくん 。
とってもしっかりした大学生。手伝いで忙しいと「勉強できないよ・・・」と心配しているとか。
普通、お母ちゃんが心配する事でしょ～～！と思う。
ナオちゃんがいない日は２Fがテンパることもしばしば。
そんな時は心配そうに「大丈夫？」と見に来てくれるユタカくん。
なんともお兄ちゃん思いの子だ・・・。
さてさて、出品酒もいいけど、こんなものも今は飲める。
九郎左衛門 雅山流 極月 純米大吟醸袋取り
やっぱり香りが華やか。「裏・雅山流」というのもあるらしい。飲んでみたい。
東力士 夏にごり
なんかラベルがかわいい。夏らしくスッキリしたお味。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
思えば獺祭は、色々な日本酒の輪を作るきっかけになっている。一生心に残るお酒だろうな。
そして くどき上手 純米 黒紫米仕込み
日本酒という感じがしない、甘酸っぱいお酒。これはこれで変わってて面白い。
でも古代米なら、天吹の吟乃紅衣がやっぱり好きかなぁ。
今日も肩の力がほ～っと抜けた。
故郷から離れたココ東京で一番ほっとできる。
こうして「次の日も頑張ろう！！」と自宅に帰れる日が、いつまで続けられるのかしら・・・。
[お店情報]
最寄り駅：田町OR 三田/徒歩5分強
場所：港区芝５丁目２３?１７
TEL：03-5484-0074
定休日：土曜日・祝日（日曜日は１Ｆあいあいがやってます）
営業時間：18:00～？？？
[飲めるお酒]
常備しているお酒はない。
何が出てくるかは行ってみてからのお楽しみ。
でも「すず音」は確か常備されていたかな。
以前勤めていた会社では週１で東京出張があり、前泊をするのに田町を使っていたので、「さくら」の近辺で飲んでいたかもしれません。
＞でも一番好みだったのは、早瀬浦。
「早瀬浦」いいですかぁ～。前から飲みたい酒の一つです。
福井には「黒龍」「加藤吉平商店＝梵」「南部酒造場＝花垣」と旨い酒を造る蔵＆自分の口に合う蔵が多いので。
とってもとってもとっても美しいのだナオちゃんみたいです。
虫と言われようと何と言われようと（笑）。