誰もが目を止めるレトロな雰囲気を持った店。
駒沢と自由が丘のちょうど中間点あたりに、”うめや”はあります。

世田谷区深沢の高級マンションが立ち並ぶ中、ここだけは
昭和からタイムスリップしてきたみたいな平屋。
多くのカメラマンが訪れ、ここを写真におさめていくといーます。

戦後の痛手から立ち直るべく、材木をかき集め、手作りで立てたこの家。
なんでも、ご主人が出かけ先で見つけた家の仕事っぷりが
あまりに見事だったので、頼み込んで一緒に作ったとか。

外見はボロボロだけど、作りはしっかりしています。
地震の後でマンションの奥様方がタンスが倒れたなどと騒いでる中、
こちらの家では縦につんでいたカップラーメンの一番上のやつが
おっこちてきただけだったそう。(お店のお婆ちゃん談)

昭和の大工すごし。

また、うめやの後ろには、お店を包み込むようにして
生い茂る木があります。
この木は息子さんが生まれたときに植えた木だとか。
30年以上の時が流れ、苗木は大木に、そして息子さんは
立派な大人に。(みてないケド)

「他人様には珍しくても、住むには不便よ」とお婆ちゃん
はいってました。
また、会いにいって昔ばなしでも聞こう。





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