狛江を経由して箱根や江ノ島などと新宿を結んでいる小田急線では、本日から女性専用車が導入されました。
早速、狛江から新宿まで、女性専用車に乗ってみましたので、レポートをお伝えします。

と、言いたいところなのですが。
ごめんなさい、嘘でした

小田急線では、平日の朝の7:30から9:30までの間に新宿駅に到着する急行または快速急行の一番後ろの車両を女性専用車とするそうです。
狛江駅には各駅停車しか停まりません。急行に乗りたければ、2駅隣の成城学園前駅で乗り換えなければなりません。

なんか、別にええんやけど。
なんなんやろう、この微妙な敗北感・・・。

まあええや。

気を取り直して、女性専用車に乗ってみましたレポートです。
時刻は全てA.M.です。

8:07
狛江駅にダッシュで到着。ホーム前寄りに位置するエスカレーターを駆け上がる。(ごめんなさい)
そして、ついうっかりいつもの癖で、前から2両目に乗車。
※狛江駅は、1階に改札、2階にホームがある2階建ての造りになっています。

8:08
各駅停車がお隣の喜多見駅に着。
このあたりで、今日から女性専用車が導入されたことを思い出す。

8:10
各駅停車が、更にお隣の成城学園前駅に着。ここで急行に乗り換える。
最後尾に向かって歩き出すも、行けども行けどもホームは尽きず。10両編成って長い!

8:12
急行が成城学園前駅を発車。
結局、最後尾までたどりつかず、後ろから3両目に乗り込んだ。

8:20
急行が下北沢駅に到着。
更に歩く。ようやく女性専用車にたどりつく。

8:21
急行が下北沢駅を発車。

8:32
代々木上原駅を経由した後、急行が新宿駅に到着。
またえらく歩くはめになる。
よく考えたら私の利用する新宿駅の改札は、先頭車両より更に前だ・・・。

ごくごく簡単に、図で表すとこんなかんじ
ー:各駅停車 =:急行 :急行の女性専用車

●ー●ー●======●===========
狛 喜 成      下      代     新
江 多 城      北      々     宿
  見 学      沢      木
    園             上
    前             原

崩れて何がなんだかでしたらごめんなさい。

乗っていた感想なのですが。
ものすごく居心地がいいという訳でもなく、さりとて居たたまれなくなるほど居心地が悪いという訳でもなく・・・単純に、女の人ばかりでした。
もっとすいているのではと思ったのですが、朝の小田急は必ず前の方が混んでいるので、女性専用車でなくとも、後ろから2両目、3両目はさほど混雑しているとは思わず。勿論、前の方のすし詰め状態と比べた場合の話ですが。
でも、男性からみたら、やはりなんとなく嫌なものなのでしょうか。女性でも、嫌がる人はいそうです。みなさん、どうですか?本日職場でヒアリングしてみたところ、意見は半々くらいだったのですが。

私といたしましては。
毎日痴漢にあわないことがなく、登校拒否に陥る瀬戸際という劇的美少女や、鼻の下がちょっと人より長くできてるばっかりに、何度も何度も痴漢に間違われ、誤認逮捕も遠くないであろう清い心の男性なんかを今日から救えるのであれば、悪いことではないかな、と、今のところ思っています。
加えて、狛江に住む女性にとって、女性専用車はなんだか健康によさそうです。
成城学園前で女性専用車にスムーズに乗り換えようと思えば、狛江からホームの最後尾にいるのが適切でしょう。狛江駅は、前の方にエスカレーター、後ろの方に階段。階段を昇るにしろ、エスカレーターを利用してホームを歩くにしろ、昨日までと比べて一日の運動量が増えるのは間違いありません。
GWに暴飲暴食を繰り返し、体重計に乗るのが怖いそこの貴方、試しに明日から女性専用車にチャレンジしてみませんか?
・・・まあ、今のは私のことですけれども。

おまけにどうでもいい話。
下北沢駅では、女性専用車の周知のためでしょう、駅員さんが「女性専用車始まりました」という看板を持って、ホームの一番後ろに立っていました。
その看板が、もう、ものの見事にショッキングピンクで。
更に足元にも、扉の位置を示す印がやはりショッキングピンク。これを平然と踏みにじることのできる根性の持ち主でなければ、女性専用車には乗れないのだとも言いたげに、でかでかと張りつけられていまして。
あの、その、タイヘン愛らしくはあったのですが、いかんせん朝の寝ぼけ眼には刺激が強すぎました。
一瞬、下北沢も代々木上原も通り越して新宿に着いてしまったのかしかも歌舞伎町あたりに直接、と思ってしまったことでした。
ごめんなさい、駅員さん。大変な仕事ですよね。
猛然と渦巻く女の川の中に一人踏ん張り、高々とピンクのカンバンを掲げる・・・。
ありゃ相当な男気がないと出来ないよ。うん。お疲れさまです。