「えー、プランタンが小っさくなったあ、」と有楽町で待ち合わせた友人が銀座に向かう途中で叫んだ。勿論、プランタンが小さくなったのではなく、隣に新しくマロニエゲートや丸井のビルがそびえ立っているからなのですが。丁度マロニエゲートがオープンしたばかり、9月上旬の頃でした。

折角なので、新しいビルでお茶してみよう、とマロニエゲートの入り口に向かったら、中に入るための行列がズラッと建物を取り囲んでる様子。「2列になってお並びください、」と守衛さんも言っている。新丸ビルもそうですが、新しいビルが出来ると人が並ぶって最近当たり前の風景になりましたが、いつ頃からの現象なんでしょう?古い方の丸ビルが出来たころから?

時間も根性もないのであっさりマロニエビルを諦め、さて、どうしよう、どこが空いてる?時は土曜日の午後三時。

ちょっとお茶だけしたいけど、どこも混んでそうな時間帯にぶつかった時、私はまず決まった2軒を覗きます。人数が多くなければ、大抵は滑り込める、又中途半端な時間に一人で行っても落ち着く便利な2軒です。

今回はその1軒目、並木通り2丁目にあるZelkova。

白い壁に緑の庇、Zelkovaの字とコーヒーカップがくり貫かれた銅で出来てるような看板が目印です。中は木の床に木のテーブル、オープンキッチンとシンプルな作りで、ちょっと喫茶店というより、どこかのお宅、という雰囲気でもあります。

何種類もあるシフォンケーキに付いてくる生クリームが、甘すぎず、丁度良い柔らかさで気に入ってます。サンドイッチも、しっとりとしたパンに具がしっかりと挟んであり、ちょっとした軽食、小食の女性だったらお昼にもなりそう。ホットティーはポットでくるので、ミルクティーにして大体2杯半分くらいいつも楽しんでます。飲み物だけなら600円前後、食べ物と組み合わせて1000円強くらいが目安です。1階が喫煙、2階が禁煙です。私はいつも1階ですが、今のところ煙りが気になったことはありません。

並木通りの人通りが増えた今でも、何故か覗くと入れる、というのも心強いですが、私のお気に入りは週末のお昼前。たまたま一人でちょっとお腹に入れておかなきゃ、という時に行くZelkovaは静かな店内が居心地良く、本を読んだり、ノートを拡げたりしてくつろげます。ケーキもサンドイッチも紅茶も丁寧に作ってあるので、キチンと食事した、という気持ちになれるのも良い。ここが無くなるとかなり痛い、とちらりと心配することも。

週末の午後は年配のお客さんが多い日もあり、そのせいか、店から出た後友人は、「何か優雅な店だったね」と言ってました。

Zelkova (ゼルコーバ)
東京都中央区銀座2-3-4
営業時間 10:00-19:00、祝11:00-18:00 
休: 日曜