一身上の都合だかなんだか兎に角、更新が遅れてしまった。頑張って書くぞ書くぞ。

ウワサのいせやがお店を閉めてしまってから約一週間が過ぎた。
具体的にいつ取り壊されてしまうのかわからないままわたしは今日、お店跡を訪れてみることにした。

どうしよう、もう取り壊されてて瓦礫の廃墟になっていたら・・・?!
どうしよう、取り壊している最中で崩れゆく姿を見てしまったら・・・?!

などと、複雑な思いを胸に、吉祥寺住民の台所、ロンロンを通り過ぎる。

ヨカッタ・・・まだ、壊されてなかった・・・。

そこにはシャッターが閉まったいせやの姿があった。本当にシャッターが閉まっているだけ。看板もわざとらしく外されていたりしなければ、シャッターに「閉店しました」のへの字も書かれていない。何も知らない人だったら定休日なんだと思いながら通り過ぎてしまうだろう。わたしは雨の中、いせやの前に立ち尽くした。
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ちょっと信じられないけど、でもやっぱり、終わってしまったんだなあ。
とても静かだった。でもいわゆる無人の廃墟という感じでもなく、まだかすかにぬくもりが残っているような心地がした。ためしにカウンターの匂いを嗅いでみるとやっぱりタレと焦げの匂いがほのかにした(気がする)のでまた、思い出がフラッシュバック。匂いと思い出は怖いほどリンクしていると改めて感じた。

さようなら、いせや。
もっと通いたかったよ。

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ちなみに写真は今回こそ、ちゃんと撮ってもらいました(笑)。

〈写真:RACCO〉