お神輿は住宅街を抜け、上北沢の南側地区へと進む。

?昭和信金の駐車場へと到着。
時刻は14:00過ぎ。


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お神輿も一休み。


休憩所としては一番広い。
上北沢共栄会の皆さんが、焼きそば、焼き鳥、ビール等々・・・午前11:00から準備をしてお神輿の到着を待っていたのだ。

「俺を撮ってくれないの~?」とは、あでがわ会長さん。
いつもお世話になっております。


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いい笑顔!       高橋さん(奥)とやまべさん(手前)。


高橋さんもブツクサ言いながら、やまべさんは黙って、いつものようにお手伝い。

昭和信金さんは、桜祭り、夏祭り、秋祭り等々、上北沢の行事には必ず参加している。
この日も昭和信金の半纏を着て参加していた。
まさに、地域密着の信用金庫

理事長さんに名刺を頂いたのに・・・どっかに紛れて失くしてしまった。
また貰いに行こ。


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今日何食目?     元気だね・・・あんたは。


おたつは既にお腹がいっぱいのはずなのに、何故か入ってしまう。
ここでも、焼きそば、唐揚げ、さらにビールと頂いてしまった。
ちょっと眠たくなってきたし。
大丈夫か?


おたつの眠気が取れなくても、お神輿の巡行は止まらない。
上北沢共栄会メインストリートを北へと進む!


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おたつは後ろからついて行く。


普段は寂しい商店街も、この日は賑わった。
お祭りセールとかしないのかな?

・・・無理か。
商店街の皆さん総出のお祭りだからな~。
サミットとか安売りしてくれたらいいのに。

もっと街全体で盛り上がったら楽しいのにな~。
今回お神輿に参加した人数は120~130名程度。
もっと天気が良かったら・・・200名以上の参加見込みだったらしい。

「焼きそばとか余っちゃって晩御飯になったよ~。」(by高橋さん)
という声もチラホラ。

上北沢商店街、このまま廃れていくのか・・・?


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先導車。         カッコイイね~。      えっさ、えっさ。    


お神輿は後半戦に突入!

甲州街道を堂々突き進む!
脇を車が走っていても関係ない!
沿道で見守る人々の数も増えてきた!

おたつはついて行くだけ~!


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?壁谷邸            ?内藤邸


この辺りはおたつ疲労のため割愛。

普通にお神輿について行って、普通にビール飲んで、普通にくつろいでいた。

・・・と、そんなまったりとした空気を引き裂く事件が勃発!


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まだ1回も乗ったことない。


?内藤邸でのこと。

ある外国人が、タクシーの無賃乗車をしようとしたのだ!
しかも、お神輿の前で。
おまわりさんのいる前で。

何と大胆な。
何とおマヌケな。

初めて見た・・・。
被疑者が警官に押さえつけられている光景を(倒置法)。

新宿から上北沢だから、4,000円くらいだったらしい。
運転手さんは殴られた(!)とか。
たった4,000円で・・・。

いや~ね~。
お祭りの日に。


・・・。


時刻は16:00を回り、残るは最後の宮入のみとなった。

?内藤邸から山谷稲荷まで、距離にすると大したことはない。

しかし・・・あんなに長く感じた距離は無かった。

充分に休んだおたつもお神輿に参加。

辺りは次第に薄暗くなっていく。

担ぎ手の身体にも力が入る。

皆真剣な表情だ。

「えっさ~」「ピッピー」「えっさ~」「ピッピー」・・・

掛け声と、笛の音が響き渡る。

他には何も耳に入って来ない。

山谷稲荷までの道のりを、ゆっくりゆっくり・・・と進む。

何十人という大人たちが、お神輿を担いで運んで行くのだ。

目的はただ一つ。

神様の下へお神輿を届けること。

そのためだけに、皆の心が一つになった。

肩が痛いけど、足も辛いけど・・・止めたくない。

山谷稲荷が近づいて、さらに笛の音と皆の掛け声が大きくなった。

「えっさー」「ピッピー」「えっさー」「ピッピー」・・・

辺りはもう真っ暗だ。

提灯の灯りが暗闇の中に浮かび上がる。

お神輿も担ぎ手もその灯りに照らされている。

「えっさー」「ピッピー」・・・

「えっさー・・・

笛の音と掛け声はもう聞こえない。

皆、「担ぐこと」ただそれだけに夢中になっている。

担ぎ手とお神輿が一体となった瞬間だ。

まだ終わりたくない!

ずっと担いでいたい!

頭の中にあるのはそれだけ・・・。

山谷稲荷に到着した時、普段は小さいお宮なのに何故かとても大きく見えた。

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提灯の灯りに照らされた鳥居がとても巨大に見えた。

お神輿と担ぎ手を迎え入れるために。


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よっこらしょ。


一体、どのくらいの時間担いでいたのだろう・・・。

時間の感覚は全く無かった。

もっと担いでいたかったけど・・・。

宮入は終了。


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祭りの終わりを告げる歌が響き渡る。

皆、達成感に満ち満ちた顔をしている。

神輿って・・・祭りって・・・。

こんなに良いものなのか!

おたつはまだまだ興奮状態だった。


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お疲れ様。


この日、朝から晩まで一緒にいたお神輿。

また来年もよろしく!


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お疲れ様っ!


最後はやっぱりビールで乾杯!

お互いに労をねぎらう。

皆イイ顔をしているな~。

おたつの顔もきっと赤かったと思う。


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最後は、今回のお祭りに参加してくれた皆さんへ、お土産とお礼の挨拶。

八幡山、下高井戸、上高井戸、高井戸、船橋・・・。

一本締めでお別れ。

「竜太軍団」も一番最後に締めて終了!


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宮入の瞬間はあんなに大きかったお宮が・・・。

帰る時はまたいつものお宮に戻っていた。

また来年も、きっと担ぎに来る!

それまで・・・さようなら。


以上で、「上北沢山谷稲荷神社御祭禮」は終了。


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さて・・・。


参加者に配られたお土産とは・・・?

「ハイソックス」5足と、「キャミソール」。

・・・。

何故に?

どうして秋祭りに?

これは誰が着るの・・・?

ハイソックスの色はグレー。

会社に履いて行けない!

使えない!

このセレクトは一体誰が?

上北沢、やはり最後にオチを付けてくれる街だ。

おたつが持って帰った「ハイソックス」と「キャミソール」は、こないだ退職した男性OPへプレゼントした。
予想外に喜んでくれた。
使ってくれる人の下へ渡った方が、ハイソックスも、キャミソールも幸せというもの。
これで良かったのね・・・。


次の日・・・。

痛~!

肩が上がらない・・・。

足も痛い・・・。

お神輿を担ぐって・・・こういうことなのね。

三十路前 初めて知った この痛み (byおたつ)

また来年。