「イブの木」では今、沖縄三線(さんしん)がブームらしい。

三線と書いて「さんしん」と読む。
沖縄の三味線のこと。
初めて知った。

まさか上北沢で出会うとは思ってなかった。

榎本「ねえ、あれ弾いてよ。早く。皆で歌いましょうよ。」

榎本さんが男性に催促する。


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もう酔ってます。


男性「じゃあ・・・。弾きましょうかねぇ。」
ママ「いいわねぇ。それで何弾くの?」
榎本「あれよ、あれ。あの曲よ。」


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東船橋からやって来ました。


サマになってます。
ギターを持った人は過去にたくさん見たことがあるけど、三味線は初めて。

男性「まだなかなかうまく弾けないんですよね~。」
榎本「いいのよ。練習よ、練習。とりあえず弾いてみて。歌うから。」
ママ「いいわね。一緒に歌いましょう。で、何の曲なの?」


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ウーロン茶のCMで流れている・・・。


「蘇州夜曲」


男性「知ってますか?最近お茶のCMで流れているから聞いたことあるかも知れませんね。」
おたつ「あ~、分かります。」
榎本「分かるの~?若い人聞いたことないんじゃない?」
ママ「はい、歌ってみましょ。さん、はいっ。」
男性「ちょ・・・ちょっと、待ってくださいよ。準備しますから。」
ママ「ハハハ。」
榎本「早くしてね。」
男性「大丈夫かな・・・。」

では、沖縄三線で「蘇州夜曲」の演奏がスタート。




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榎本「じゃ、行くわよ。・・・さんっ、はいっ。」



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榎本「き~み~が~・・・。」
男性「あっ・・・間違えた。すみません、もう1回最初から行きます。」



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榎本「はい。じゃあ、最初からね。き~み~が~・・・。」

↓ 
                                   
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榎本「みふ~ねに~・・・だかれて~・・・。」
男性「みふ~ねに~・・・だか~れて・・・。」



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男性「あれっ?」
榎本「違うわよ。だかれて~きく~は~・・・よ。」



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榎本「ここよ。よく見て。ここ。」
男性「あ、そうですね。だか~れて~じゃなくて、だかれて~ですね。」



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榎本「あなた・・・ヘタねぇ~・・・。」 
男性「あ・・・え・・・はい、すみません・・・。」


・・・と、ここで「蘇州夜曲」は一旦終了。


ママ「ねぇ、あれ何だっけ?あの歌。あの歌歌いましょうよ。」
榎本「何?」
ママ「・・・そう、鉄腕アトムの歌よ。」
榎本「あ~、あの歌ね。え・・・っと、出だし何だったかしらね~。」


何故かママの言葉で強引に「鉄腕アトムのテーマ」がスタート。


おたつ「お~か~をこえて~・・・じゃなかったですかね?」
榎本「・・・違うわよ。違うわよ。」
ママ「そう、丘を越えちゃうのは・・・あの古賀政男の歌よ・・・何だったか・・・。」
榎本「・・・出てこないわねぇ。」
ママ「あっ!そ~ら~をこえて~ラララ・・・よ。」
榎本「そうそう!それね!。」


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皆で「鉄腕アトム」の大合唱が始まった。

榎本ママ男性おたつ「ほ~し~のか~なた~・・・ゆくぞ~アトム~・・・。」

榎本「次何だったかしらね・・・?」
ママ「え・・・っと・・・。」
男性おたつ「・・・。」
榎本「あっ!ジェットよ!ジェット~の~かぎ~り~・・・よ。」
ママ「あ~、そうそう!」

盛り上がっとります、盛り上がっとります。

榎本「ラ~ラ~ラララ~ラ~・・・。」
ママ「ラララ・・・。」
榎本「え・・・っと・・・そう!科学の子、よ!」
ママ「そうね、科学の子、ね。」
男性「そうですね~。」
榎本「か~が~く~のこ~。」

榎本ママ男性おたつ「じゅうま~ん、ばりき~だ、てつわ~ん~アト~~ム~~!!」


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大拍手!!


榎本「あ~、楽しかったわね~。じゃあ、そろそろ帰ります~。またね~。」
ママ男性「お疲れ様です~。」

歌うだけ歌って榎本さんはさっさと帰ってしまった。


引き続き、残ったママさんと男性2人が練習を開始。
曲目は、やっぱり「蘇州夜曲」


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ママ「あ~、また間違えた。」 「ダメね~。」  「もう一回最初からやりましょ。」


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宴はまだまだ続く・・・。


おたつはもう帰ります。
充分堪能しました。
胸いっぱいです。
疲れました。
また来ます。

沖縄三線て、結構盛んらしい。
現在、田園調布か自由が丘辺りにサークルがあって、そこで榎本さんとママさんと男性は練習しているとか。

今度は、もうちょっとうまくなった演奏を聴きたい。

気長に待ってますね。