上北沢の商店数は、上北沢共栄会上北沢中央商店会を合わせて50近く。

前々から気になっていたのだが、商店のシャッターのデザインは個性的だ。
ほとんどの商店のシャッターには何の装飾も施されていないが、数店だけ、その独特のセンスで見るものを惹きつけてしまうシャッターがある。

まずは「あ行」。
「阿出川青果」のシャッター。


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「VEGETABLE」。


が印象に残る、夢のかぼちゃのバス。
店主の阿出川さんが(?)運転している。
子どもたちに夢を与えるデザインのシャッター・・・

のように見える。

様々な野菜たちは一体どこへ向かうのだろうか?


お次は「か行」。
理容店「コタニ」のシャッター。


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真ん中の柱が邪魔。


上北沢では珍しい、ちょっと洒落た感じのデザインだ。


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「遅いわね・・・待ったわよ(怒)」        「・・・ごめん(怖)。」


なんて会話が聞こえてきそうな(んなわけない)シャッターだ。


次は「さ行」。
現在休業中のケーキ屋「しろたえ」のシャッター。


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暗くてよく見えない。


女の子の絵と「SIROTAE」という店名が描かれている。
上品な感じ。

よく見えないから分からんか。
いつになったら開店するのかな?


はい、次は「た行」。
「タマヤ薬局」のシャッター。


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タマヤ~カギヤ~。


左の鳥は何と言う鳥だろう?
これはジャングルをイメージしているのだろうか?

薬局とジャングル。
どんな組み合わせだ?
それも平和なジャングルっぽい。

ジャングルというよりは「自然」の方が近い感じ。
両者に共通するイメージは「安らぎ」か。

だとしたら何となく納得できる(そうか?)。

実は店主は本当は、適当に、何となく、デザインしたのではないのか?

きっと深く考えることではないな。


「た行」でもう一つ。
和菓子屋「東宮」のシャッター。


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非常にシンプル。


店名をデザインするのが標準の形だろう。

シャッターに描かれた文字も、
「おいしさを楽しむお菓子の店」。

これもまたシンプル。
標準。

ひねりがない、とも言う。


はい、お次は「な行」。
「中谷ふとん店」のシャッター。


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半開き状態。


女の子が花の上に乗っている。

これは一体何を意味しているのだろう?
ふとんとどう結び付くのだ?

このデザインと同じ柄のふとんでも売っているのか?
今時売れるのか?

心配だ。

本当にこのデザインで良いのか?
後悔はしていないのか?

ちょっとだけ気になる。


さて、「は行」が無くて、お次は「ま行」。
「ムトウ電器」のシャッター。


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そのまんま。


ここまで大きく店名をデザインしているシャッターは、上北沢では他には見かけない。

態度もデカイがシャッターの文字もデカイ。

さすがムトウ電器。


お次は「や行」。
居酒屋「養老乃瀧」のシャッター。


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これも暗くてよく見えない。


が、イメージは「アウトドア」と見た。

自然の中(川原ではなさそう。平原か)でテーブルとイスを広げており、その上にはコップが2つ。
写真には写っていないが、左端に車が停めてある。
普通車じゃなくてアウトドア仕様(?)の。

インドアの居酒屋とは正反対だ。

店名は「養老乃瀧」なのに。

アウトドアとは程遠い。


「ら行」も「わ行」も無くて、ラストは「?行」。
店名が分からない店のシャッター。
場所は駅前のセイジョーのお隣。


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これは・・・


落書きか?

と思ったのだが、


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こっちにも。


同じデザインがある。

一体何と読むのか?
全く分からない。
何かのサインだとは思うのだが・・・。

人のサインはまともに読めないものだから仕方ないか。

一番意味不明。

やっぱり落書きだったりして。