上北沢にぺ・ヨンジュンがやってくる!

わけない。
ありえない。
考えられない。

ウチはJ?COMに加入しているので、いっつもケーブルTVばかり見ているのだが、最近韓国ドラマの放映が多くなった。
韓国スターが「旬」の今日この頃である。

何故にここまで人気が出たのか?
それを語りだすとキリがないので・・・いや、分からないのでやめておく。
よく、「古き良き時代の日本」を彷彿とさせるドラマが多い、と聞く。
見たことないからどうにも分からんのだが。

その中でも、最近は「ぺ」よりも「ピ」の名前を良く聞くようになった。

もちろん、ヨン様他、チャン・ドンゴンやウォンビンは大人気だし、イとかソンとかチョとかも結構人気だ。

しかし、「ピ」なんだな。
「旬」は。
「ピ」と言われても困るが。

確かにカッコいいのだ。
切れ長の目(一重)に涼しい顔。
歌もダンスも芝居もできて、とにかく人気者らしい。

日本人で言えば、少年隊の東山紀之ってところ。

分からんか。

上北沢にも韓流ブームの影響は絶対に出ていると思う。

ねえ、お母さん、「韓流」って何て読むの?
「はんりゅう」って読むのよ。
「かんりゅう」じゃないの?
そう、「はんりゅう」よ。
パソコンで変換しても、「はんりゅう」じゃ「韓流」とは出てこないよ。
いいの、「はんりゅう」っつったら「はんりゅう」なのよ!

こんな会話が家庭内で繰り広げられているはず。

さて、そんな上北沢にも、韓流を感じることのできるお店はちゃんとある。

その名も、「韓国家庭料理 よしえ」。


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「よ・し・え」。    手作りキムチあり。     


場所は、上北沢駅踏切りより商店街を北へまっすぐ20mくらい進み、コーヒー館上北沢店の手前を右に曲がったところ。

こないだ桜祭りで食べた「ちぢみ焼き」をもう一度食べたい!と思って、訪ねてみたのだ。
時刻は19:30頃。


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ドキドキ。


トンネルを抜けたら、そこは雪国。
玄関を開けたら、そこは韓国。

じゃなかった。

店内にテーブルは3つ。
全部お客さんで埋っていたのでどうしようか・・・と思っていたら、
「こちら、どうぞ~。」とママさんの声。

もう1つのお座敷席に陣取った。

最初に目に付いたのは、コレ。


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ご夫婦?


何だこのお面は?
と思ったが、特に触れなかった。
たぶん、韓国のお面であることに変わりはない。
聞くまでもない。

ママさんがおしぼりを持ってきてくれた。

目の前にはメニュー表がある。
頼むのは「ちぢみ焼き」と決まっていたのだが、とりあえず中を見てみた。


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ハングル語は。


読めません。

もちろん、日本語でも記載されている。
石焼ビビンバとかチゲとかいろいろあったが、やはり今回はちぢみ焼きに決定!
ビールとともに。

注文後しばらくして、ビールとお通しが登場。


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5種類。


結構豪華な気分。
ちぢみ焼きが来るまで、まずはこれで一息。

お客さんは3組。
若い女性の2人組と仕事帰りのサラリーマンの方が1人ずつ。

「おいしそ~!」
って声が聞こえる。ビビンバを頼んだようだ。
次回は石焼ビビンバに決定。

5、6分して、お待ちかねの「ちぢみ焼き」が登場!


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タコがポイント。    タレをつけて。


そのままで食べてもいいし、タレをつけてもよし。
タレは、ちょっとつけるだけ、浸さない方がよい。
お通しのキムチを乗せて食べても美味しいみたい。

お腹が空いていたので、思わずがっついてしまった。

はしたない。


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2分の1。


おたつはがっつく。

品がないわね。


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4分の1。


さらにがっつく。

もっとゆっくり食べたらいいのに。


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あっという間に。


平らげてしまった。

途中でママさんが、
「(お口に)合いますか?」。

「はい、美味しいです。」
と素直に答えてしまった。

店内には「冬のソナタ」のポスターが何枚も貼られてある。
ヨン様に囲まれての食事。
素晴らしい初体験だった。

ビールとちぢみ焼きで合計1,500円。
このボリュームで。
値段も安い。
庶民の味方だ。
えせブルジョアのおたつでも嬉しい。


さて、このお店のもう一つの目玉は「よしえ」ちゃん。

そう、店名の「よしえ」は、ママさんの娘さん「よしえ」ちゃんから取ったものなのだ。
娘の名前を正面にドン!と掲げるとは。
素晴らしい。


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はい、アップ。


良かった。

28歳の男が7歳の女の子を携帯の写真に収める。
ちょっとだけ怪しい気がしたが、さわやかな格好をしていたので大丈夫かな~なんて思って撮らせてもらった。

よしえちゃんの第一声は、
若い女性2人組の、「よしえちゃん、出てきて~。」
に対する、「わたし、忙しいから。」

なかなかおませな小学1年生。

ママさんが、「よしえ、よしえ!何やってるの?まだ寝ないの?!」
時刻は20:00前。

よしえちゃん、「テレビ見てるの。」
ママさん、「お姉ちゃんが呼んでるから、降りてきなさい!」

韓国のお母さんてこんな感じ?

店に下りてきたよしえちゃん。
何故か「お絵かき大会」がスタート。

まずは、お姉ちゃん2人組を書き書き。


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アットホームね。


よしえちゃんはママさんに「牛乳の垢すり」をやってもらうらしい。
「ツルツルよ~。」
なんて言ってた。

女性2人組が、「私もやって欲しい~。」
とねだると、
「自分でやればいいでしょ!」
と、ママさん。

韓国のママさんてこんな感じ?

お絵かき大会は続き、女性2人組の似顔絵を描いた後は、もう1人の常連「ひろし」さんの似顔絵も完成。

残念!
髪が無かった・・・。

その後ママさんも書いて、
「お兄ちゃんも書いてあげて。」

最後はおたつの番となった。

「きれいに書いてね~。」
と言ってみたが・・・

軽く無視。

ママさんが、「お兄ちゃん、韓国人っぽいねぇ。」
なんて言うもんだから、
「よく言われます。」って思わず答えてしまった。
言われたことないのに。
ビールで酔ってたか?

よく、彫が深いね、東南アジア系統の顔してるね、とは言われるが。

よしえちゃんも「ぺ・ヨンジュンみたい」って。

そんな・・・

嬉しくない。

よしえちゃんが頑張っている間、ママさんと常連のひろしさんがお話中。
「遊んじゃダメって・・・男を締めつけてどうすんの!」
「結婚してもね、お互いにある程度は自由にしないと・・・。」

大人談義に花が咲いていた。

韓国の奥さんてこんな感じ?

しばらく後、
「できた~!」
の声とともに出てきた似顔絵は、コチラ。


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!?


・・・。

特徴はちゃんと捉えている。
頭の辺り。
かわいいしね。

ありがとう、よしえちゃん。


「よしえ」は、混む時と混まない時の差が結構ある。
テーブルは3つしかないので、お客さんは玄関の下の隙間から店内を覗いて、足がたくさんあったら帰っちゃうみたい。
10数人で貸切になる規模の小さなお店。

常連のひろしさんも言ってたけど、アットホームで常連さんの多いお店らしい。
だけど、ママさんもよしえちゃんも(チラッと見たけど旦那さんも優しそうな方だった)、お客さんに気軽に話しかけてくれるから、誰でもすぐに常連になれそうな感じ。

一人でも気軽に入れるお店、それが「韓国家庭料理 よしえ」。

人見知りのおたつでも大丈夫だった。

よしえちゃんと遊ぶのも面白いしね。

ちなみに、ママさんはコチラ。


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顔は隠してね。


「写真写りが悪いから~。」ってことで、首から下のみ。

実は「よしえ」、
ちゃんとホームページがあるのだ。
ママさん曰く、「メールとかがたくさん来るからビックリしたよ。面白いね。」

詳しくはここから


さて、一回くらい韓国ドラマ見てみるか。

案外ハマっちゃうかも。