ど真ん中に居座る、威風堂々の富士山。
この青々とした濃い色使い、飛び散る豪快な波しぶき。
迫力溢れる筆遣いは春に亡くなった早川利光氏(※)の作品、他と見紛うはずもない。
それも描いたのはもう5年近くも前だというのに、浴室の高温高湿に晒されながら
染み一つない状態というのは、もはや奇跡的とすら言ってよい。
先日、氏の最後の作品となる越谷の銭湯を訪れる機会があった。
しかし色みのない岩、申し訳程度に描かれた松、
筆を置いただけのような雲、あまりに平坦で覇気のない海、と
迫力あふれる画風が特徴の氏にあっては
どうにも心ここにあらずという印象を受けたのを覚えている。
そちらの銭湯では今年1月の描き替えだったというが、
どうやらその頃には、すでに体調を悪くされていたらしい。
そんな遺作を見てきた直後だけに、往時の鮮やかな筆遣いと
ここにまた出会うことができたのは、格別に染み入る思いがする。
早いもので、氏の逝去からひとつの季節が過ぎ去った。
しかし金乗湯には、その知らせはまだ届いていなかったらしい。
自分の言葉に目を丸くするおかみさん、ついて出る言葉もない。




○ 金乗湯
住所 東京都練馬区錦2?6?25
電話 03-3933-6271
営業 15:00~23:30
定休日 金曜
※ 茶屋で一服 ~ ペンキ絵の早川氏、逝去 ~
この青々とした濃い色使い、飛び散る豪快な波しぶき。
迫力溢れる筆遣いは春に亡くなった早川利光氏(※)の作品、他と見紛うはずもない。
それも描いたのはもう5年近くも前だというのに、浴室の高温高湿に晒されながら
染み一つない状態というのは、もはや奇跡的とすら言ってよい。
先日、氏の最後の作品となる越谷の銭湯を訪れる機会があった。
しかし色みのない岩、申し訳程度に描かれた松、
筆を置いただけのような雲、あまりに平坦で覇気のない海、と
迫力あふれる画風が特徴の氏にあっては
どうにも心ここにあらずという印象を受けたのを覚えている。
そちらの銭湯では今年1月の描き替えだったというが、
どうやらその頃には、すでに体調を悪くされていたらしい。
そんな遺作を見てきた直後だけに、往時の鮮やかな筆遣いと
ここにまた出会うことができたのは、格別に染み入る思いがする。
早いもので、氏の逝去からひとつの季節が過ぎ去った。
しかし金乗湯には、その知らせはまだ届いていなかったらしい。
自分の言葉に目を丸くするおかみさん、ついて出る言葉もない。




○ 金乗湯
住所 東京都練馬区錦2?6?25
電話 03-3933-6271
営業 15:00~23:30
定休日 金曜
※ 茶屋で一服 ~ ペンキ絵の早川氏、逝去 ~
ここの銭湯は交通の便が悪いので、大泉の幼馴染みに車を出して行きました!しかし車だと一通あり、細い道ありとで、なかなか発見できず、近くのコインパークに車を停め、ようやく奥まった所にあるこの銭湯を発見しました。風呂から出たあとに手前のスーパーで買い物をし、レジの可愛い女の子と長い間 話していたので、この銭湯の記憶が深く残っています。真夏の銭湯もいいもんですよね!この夏、村雲さんは、「湯船につかりすぎ」、「顔面に蹴りやパンチをもらう」、「女性の薄着姿の見過ぎ」… 果たしてどれで鼻血を出す事になるのでしょう!?