隣の建物に阻まれて、「へ」の字形の屋根をした亀の湯。
 
まじまじと見つめ過ぎたのだろうか。 
写真を撮っていたら、通りすがった若い親子連れに
「撮りたくなる気持ち、分かるわあ。今じゃスーパー銭湯ばっかだもんね」と、
振り返り大きな声で妙に感心されてしまった。
 
その屋根の上には、夏休みの小学校の工作の名残か ?
ペットボトルにて作られた吹き流しのようなものが、風になびいてカラカラ音を立てている。
 
 
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脱衣所は和洋入り混じった総柄の天井が、不思議な雰囲気を醸し出す。
壁際のロッカー上には、銭湯では初めて見るイタチの剥製が。
壁際にはひれの長いふっくらした金魚が、大きな水槽の中で優雅に泳いでいる。
 
けれどここのマスコットは彼らではなくて、男湯の脱衣所から表に出ると会える九官鳥だ。
籠の中をちょろちょろ、そして涼みに出てきた入浴客を見上げてはきょろきょろ。 
常連のお客さんとのやりとりが、面白い。
ちょっと奥にいるかもしれないので、目を凝らして見てみよう。
 
 
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○ 亀の湯
 
住所 東京都大田区上池台3?46?9
電話 03-3748-0277
営業 15:00~23:30
定休日 第1・3金曜