3月23日 日曜日 晴れ
 
 
17:32 標茶にて仕事を終えた後、釧網本線にて釧路へと戻る。
 
今夜のホテルは、駅より少し離れた繁華街の中にあった。
日曜とはいえまだ7時も回っていないのに、繁華街のど真ん中も明かりはまばら。
「第二の夕張」とも囁かれる釧路のシャッター街では、
たまに見えるベンチコートのキャッチも、いささか覇気が感じられない。
 
 
 
ホテルで夕食を済ませ、銭湯へと向かう。
駅前の大通りをまっすぐ歩き、街の明かりが消えるあたりに、福寿湯がある。

戸を開けると、番台の手前まで土間が続く。
ぶら下がった常連客の風呂道具はまるで洗濯物、
隣には、年季の入った木製の下足入れが構える。

そして丁寧に飾られた、額縁のタラバ蟹と海老。
これぞまさしく北の銭湯、片道2kmの疲れも一気に吹っ飛んでしまう。
 
 
男女の境にはアニメキャラクター、そしてトリコロールカラーのシャワー。
リラックスも忘れ、一人浮き足立ってしまう。

「ウチはお金が無くってねえ、薪なのよ」とおかみさんは謙遜していたが、
湯船はすぐに真っ赤に染まる、豪快な熱さだ。
お陰で当初タクシーを使おうと思っていた帰り道も、
汗を拭き拭きまたもや歩いて帰る羽目になるのだった。
 
 
              ※
 
 
火照りも収まるころ、ホテルにたどり着く。
先ほどまで寂しげだった繁華街には、いつの間にかタクシーがずらりと並んでいる。 
 
 

○ 福寿湯 

住所 釧路市寿2-1-5
電話 0154-24-6331
営業 14:00~22:00
駐車場 有
定休日 金曜