明けまして御目出度う御座います。今年もトーキョーワッショイともども、神田コラムをどうぞ宜しくお願い致します。

さて、初詣ネタでなくて期待外れかもしれませんが、ずっとやってみたかった、神田~御茶ノ水にかけての、中央線ガードの煉瓦の路をのんびりとお散歩。
年末の休日に、神田駅を出発して万世橋(秋葉原付近)まで歩いてみました。

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出発地の今川小路は、神田駅のすぐ南側にある、小料理屋の並ぶ昭和らしい佇まいを残す薄暗い通り。
夜は外からうかがうだけでも、相当なハイレベルさを感じ取れるこの通り。
神田の中で最もそそる地帯の一つなのだが、未だ挑戦できていない。
今年こそは!挑戦してみたいところ。

 

明治~大正期に造られたという煉瓦造りのガード。時が醸し出す重厚さを味わえる。
ところどころに見られる柱も瀟洒な造りだと思う。落書きも見られるのが残念な点。
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ガード下には半月形の店舗が可愛らしく納まっている。
師走もあと二日のためか、掃除中のお店が幾つか見られた。
貴重なレンガを、どうか美しく保ってもらいたいと思う。
このガードの煉瓦は、東京駅と同じ小口積みのようだ。
小口積み
煉瓦の小口のみを千鳥(ジグザグ)に積む方式。ドイツ積みとも呼ばれる。
煉瓦の積み方より)

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レンガと無機質なコンクリの組み合わせが異世界感ただようような、
何ともCOOLな車庫。
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万世橋に到着。丁度、神田駅と御茶ノ水駅の中間あたりの位置。
中世ヨーロッパのような橋の向こう岸に、秋葉原電器街が見える。
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万世橋から、交通博物館跡、昌平橋(御茶ノ水方面)の眺め。
昨年6月、交通博物館は敢無く閉館となってしまった。
結局行く事は無かったのだが、行くべきだったと悔やまれるばかり。
これからどうなるのかはまだ未定だという。
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交通博物館のあった場所は、元は万世橋駅という国鉄中央本線の終着駅であった。
駅舎の設計は、東京駅を設計した辰野金吾。豪華な赤煉瓦造りであった。
関東大震災で初代駅舎消失後、1924年仮駅舎で営業再開。
神田駅や秋葉原駅の開通により乗降客が減少し1943年、営業休止・駅舎解体となる。
(Wikipediaより)


ちなみに万世橋の煉瓦はイギリス式の積み方らしい。
イギリス積み
煉瓦を長手だけの段、小口だけの段と一段おきに積む方式。
(煉瓦の積み方より)


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さて長くなってしまいましたが、歴史を感じる煉瓦散歩、いかがでしたでしょうか。
此処で繰り広げられてきた歴史の盛衰や、守ってきた人々の苦労が醸し出す煉瓦の重厚さ。。。
旧い場所は、只其処に在るというだけで、美しく、大変有難いものなのではないかなと思う。

この日、本当は、御茶ノ水まで歩きたかったのだが・・・
あまりの寒さに、万世橋地点であきらめ、神保町方面に向かってしまった。笑

参考URL
神田 煉瓦路@西平の神田探偵団