神田淡路町の「食味新道」って知ってる?
交通博物館(跡)の付近、老舗の旨い店がたくさん集まってる所があるんです。

その中の一店、洋食屋「松榮亭(しょうえいてい)」。
オムライスを食べに行ったことはあるのですが、その時に「洋風カキアゲ」なるものを発見し、気になって仕方なく、次はこれだ、と決めておりました。

さっそく行ってまいりました。
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揚げ油の音を聞きながら待つこと数分。
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これが洋風カキアゲだ!ど~ん!
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ウスターソースをかけて、いただきます。
切ってみると中身は、刻んだ玉ネギと鶏肉かと思って食べてたのですが、
あとで調べてみたらガーン!! なんと豚肉だったのです。。。
あちゃー私ってやっぱり究極の味オンチ!?
それはともかく、初めて食べるというのに、どこか懐かしいおいしさ。
具よりも衣の部分が多めという印象だけど、外はサクサクしていて、中も天ぷらの衣とは何かが違うような気がして、さっくりと頂けます!
衣までも洋風というか、ちょっぴりホットケーキ系のふっくら感とでもいうのでしょうか!? とにかくこの新食感は食べてみないと分からないというかんじです。

そしてどうやらこのカキアゲ、なんとあの文豪、夏目漱石のために作られた料理だというのです。

───明治30年代、松榮亭の初代は、東大に招かれ来日していたドイツ人教授のハウスコックをしていたそうです。
ある日、教授の家に遊びにきた学生・夏目漱石のために新しい料理をつくってほしいと頼まれ、そこで考案されたのが、豚肉、玉ねぎ、卵、小麦粉と塩を混ぜてラードでじっくり揚げた「洋風かきあげ」。
その後、明治40年に松榮亭を創業。「かきあげ」は現代でも変わらない人気のメニューなのだそう。

そんな由緒あるカキアゲの肉を間違うなんて・・・
大丈夫なのか、この先???
にしても、時を越えて漱石と同じモノ食べてるなんて。ロマンを感じるなぁ~♪
若者(です一応)には新しい!?と感じるモノでも、昔から愛されてきた味なんだなぁ。

ちなみに、ここは中尾彬さん・池波志乃さん夫妻も常連さんだそうな。
店内にこんなもの見つけちゃった。千社札とこれは志乃さんの似顔絵かしらん?
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マスターに中尾さんネタをいろいろお聞きしちゃいました。

お店は新しくて小ぎれいな様子ですが、実は4,5年前までは2件となりの看板建築の建物に店舗を構えていたそうです。
建物の老ちく化・解体にともなって改築した建物に移転したそうです。
前の店舗、見たかった~~~。
でも、改築できるだけ繁盛しているのは嬉しいことですね。

ちなみに、オムライスも「懐かしい」味でしたよ~。
しっかり火の通った卵&ケチャップで、なんともレトロな元祖オムライス。
お母さんの味ってかんじでした。
他のお客さんがハヤシライスを頼んでて、それもおいしそうだった。
今度はルー系にもチャレンジしてみようかな。

ただし、ここのお店の注意点は、「開店時刻が11-14:30、16:30-19:30」という点。
夕飯を食べに行くときはお早めに・・・。

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マスターに「神田のブログ書くんですよ~」と話してたら、「きみ、神田を知り尽くすなんて何年、いや一生かかっても無理だよー」というお言葉をいただきました。
そう、神田には語りきれぬほどの歴史が・・・地元っ子が言うんだから相当なもんなのでしょうね。
こばえもん隊員、しょっぱなからいきなり苦戦か!? と思いつつ、その奥深さがなんとも面白い、神田。
ありがた~いお言葉なのでした。なおさら燃えてきたぜこばえもん!
神田コラム、これからもなにとぞよろしくです。

松榮亭(しょうえいてい)
営業時間 11:00-14:30、16:30-19:30
休業日 日・祝
神田淡路町2-8
TEL 03-3251-5511